ホタルイカ漁、序盤は低調 豊漁だった昨年の6分の1と英国で日本製ウイスキーの人気が上昇 | 旬なワードまとめブログ

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ホタルイカ漁、序盤は低調 豊漁だった昨年の6分の1




 富山湾で3月からスタートしたホタルイカ漁が低調だ。県水産研究所(滑川市高塚)の速報値によると、3月の漁獲量は過去10年で2番目に少ない160トンで、豊漁だった昨年のわずか6分の1。浜値も高めで推移している。水温の低さなどの影響とみられるが、4月に入って復調の兆しも出ており、漁業関係者は今後の豊漁に期待している。(滑川支局長・小林大介、社会部・島津あかね) 富山湾のホタルイカ漁は3月1日に解禁された。県水産研究所がまとめる速報値などによると、3月の漁協別の漁獲量は滑川70トン、とやま市41トン、魚津31トン、新湊28トンなどと軒並み伸び悩んだ。湾内の水温が例年より低めだったことが影響した可能性があるという。 滑川漁協では豊漁だった昨年の284トンの4分の1で、不漁に泣いた一昨年の99トンにも及ばなかった。漁業関係者は「天候不順のせいもあるかもしれないが、ことしは悪過ぎる。『捕れない捕れない』と言っていた一昨年より少ないなんて」と嘆く。 浜値は高めで推移し、同漁協によると3月は平均で1キロ当たり2千円超。ただ、4月に入って徐々に落ち着いてきており、9580キロとまずまずの水揚げだった3日は760円~890円となった。 ホタルイカ漁のピークは4月で、漁期は6月まで。過去10年で最も豊漁だった2005年は、3月だけでも県内で920トン水揚げされ、シーズン全体で3308トンを記録した。反対に、最も振るわなかった翌06年は3月が149トン、シーズン全体でも582トンにとどまった。 3月の漁獲量はシーズンの豊漁、不漁を占う目安の一つだが、同研究所の南條暢聡(のぶあき)主任研究員は「4月に入って水温が上がり始め、漁獲に増加の兆しが出ている。4月や5月に伸びて豊漁になったシーズンもあるので、期待して見守りたい」と話している。■消費者「安くなって」 今月、漁獲量復調の兆し ホタルイカの不漁は市場に影響し、3月中は富山市内のスーパーで、例年に比べ高値がついた。 大阪屋ショップ赤田店(富山市赤田)では、3月中の平均価格は100グラム(12匹程度)300円台で、例年より50~100円高かった。県内で捕れたホタルイカの仕入れは毎日1~2キロしかなく、他県で水揚げされたものも売り場に並べた。  4月に入ると漁獲量が増え、3日には今季一番の150キロを仕入れ、価格は100グラム当たり150円に抑えた。3月に1度購入したが、それ以降は高くて手が出なかったという富山市瀬戸、派遣社員、金山里奈さん(35)は「毎年食べるのを楽しみにしている。どんどん安くなってほしい」と顔をほころばせていた。


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