ここには、奇妙な形をした岩山が多数存在し、奇観を造り出している。
この「妖精の煙突」とも呼ばれる、キノコのようにそそりたつ岩石群は、なぜこのような形になっているのだろうか?
カッパドキアの岩石は、約300万年前の火山の噴火で流出した溶岩によるものだとされる。
冷えて固まった溶岩が岩山になったが、軟らかい部分が風雨で浸食され、硬い岩の部分だけが残ったのだ。
カッパドキアのこの奇岩の中には、内部をくり貫き住居にしている場所がいくつかある。
奇岩の中に部屋を造り、ホテルとして使っているところも珍しくないが、実際のところ意外と内部は快適。冬は暖かく、夏は涼しいのだ。
こんな横穴だが、中には8つの階層を持つ、いわゆる「地下都市」も存在する。
3世紀頃にロ-マ帝国の弾圧を逃れた人々が、この地に移り住んだのを皮切りに、度重なるイスラム勢力の侵攻もあって、祈りの場所である教会を奥へ奥へと地下深くまで造ったのである。
地下にあるおかげで、教会のフレスコ画の状態はよく、今日に至るまで鮮やかな色彩を残している。
なお、地下都市には敵の侵入に備えて、巨大か石で通路を塞ぐ仕掛けもあるという。
最後に、懐かしのアイドル画像をお楽しみ下さい煜
