フィリピンスタディーツアーの参加の目的は、フィリピンに住む息子に会いに行きたかっただけでした。そのおかげでたくさんの素晴らしい出会いがありました。順に数えてみたいと思います。
① キリスト教徒との出会い

占領されたスペインの影響を受けて、83%がカソリック、その他のキリスト教徒は10%合わせて93%がキリスト教徒のこの国は、クリスチャンの私にとって、居心地満点でした。「I’m a Christian」と言うだけで「Me too!!」と握手をして、親しくなれるんですもの。DCRCのレブさん、ドーリーさんたち、スタッフやボランティアさんたちとすぐに仲良しになれました。
② Salamat‘A’のの青年たちとの出会い 

ワールドビジョンが引き揚げた後も、J先生率いる日大生が、今なお40人にアガペー奨学金を送り続けているというそのパワーに感動しました。恐るべし日大生。個性あふれる学生さん一人一人の瞳が輝いて美しかった!
ワールドビジョン創設者のボブ・ピアスさんの「すべての人に何もかもはできないけれど、誰かに何かはできる」という信念が見事に受け継がれていることを目の当たりに見せていただきました。
③ アガペー奨学生たちとの出会い

Exchange Partyに、アガペー奨学金を受けているスカラーたちや、卒業生たちも集まって、100人のパーティーになりました。血の通った温かい関係が受け継がれているのだと思いました。スカラーたちが、それぞれ将来の夢を持ち、明るく、前向きに生きている姿が素晴らしいなと思いました。私だけではなくて、日大の学生さんたちも、彼らから、力をいただいたのではないかと思います。
④ DCRCのスタッフ、ボランティアの皆さんとの出会い
マニラのホテルまでバスで迎えに来てくださったドーリーさんの年齢を聞いて驚きました。77歳!村の重責を担って、後進に道を譲ったそのあとも、なお、ボランティアとして先頭に立って活躍していることに頭が下がりました。
さらにドーリーさん率いるおばちゃまパワーに圧倒されました。Exchange Partyの出し物のダンスの練習の時の飽きない二時間。何度も音楽をリーピートしながら、あーでもない、こうでもないと、笑いながら真剣に…。決まらない…。何とも言えず無駄に思える時間をもったいないとも思わず楽しむゆとり。いいなあ。
そして有能なスタッフのレブさんにリードされながら、骨身を惜しまず、ボランティアをしているおばちゃまたちの心優しく献身的な奉仕に学ばせていただきました。
⑤ シニアグループの皆様との出会い
F先生をシニアのお仲間に入れるのはかわいそうですが…。福音寮の二人の高校生につかず離れずいい距離で、目配り気配りのプロのお仕事ぶり、こうでなくっちゃね。
K先生とはお部屋も一緒でしたので、プライベートなお話をたくさん伺い、学者として女性としての真摯な生き方に感銘を受けました。いじわる爺さんに、忌憚のないご意見を言える貴重な存在として頼りになりました。
団長いじわるJ爺さんの指導法勉強になりました。ずいぶんなことを宣うんですけど、心あったか。そのことを
Salamat‘A’の青年たちはわかっているから、めげずに輝いているんですね。
⑥ アニラオの魚たち

DSRC訪問初日のオリエンテーションの最後にプロジェクターに映し出された言葉を思い出します。
「I’m a little pencilin the hand of a writing God, who is sending a love letter to the world.」(私は、神の手にある小さな鉛筆にすぎません。その神ご自身が、世界にラブレターを送り続けているのです。)
神様の思いにかなった働きは、神様が応援してくださるので、Salamat‘A’の働きも、きっとこれからもすばらしい手紙を書き続けられるだろうと、ワクワクします。
楽しく有意義な時間を皆さんと共有できてSalamat po!!
