2024年2月24日夜、祖父が亡くなったと老人ホームから連絡が入りました。私は驚きながらもやっぱりかと思いました。数日前に食事を飲み込むことが出来ず酸素呼吸器をつけベッドに寝たきり状態になっており医者から気構えをしておいてほしいと連絡があったからです。そういうこともあってか私たち家族はある程度冷静に受け止めることが出来ました。

 

しかし葬儀の準備や関係各所への連絡などやらなければならないことが多く、私も急遽仕事を休んで対応に奔走しました。ただそのかいもあってか葬儀には大勢の人が駆けつけてくれ、二日間で100人近くの方が参列してくれました。祖父は大の寂しがり屋で賑やかなのが好きだったので喜んでくれてると思います。

 

不思議なもので祖父の遺骨を引き取った時、私が感じたのは祖父の亡くなった事に対する悲しみでも、老人ホーム入所までひたすら介護に苦労させられた祖父から本当の意味で解放されたことに対する喜びでもなく、95歳まで大往生した祖父に対する敬意と感謝でした。それは父も同じだったようで父も悲しむこともなく穏やかな表情で祖父の遺骨に手を合わせていました。

 

祖父の祭壇には私が買ってきた祖父お気に入りの辛口の日本酒がお供えしてあります。納棺の時にも紙パックの日本酒を入れてあげたので、きっと祖父もあの世で浴びるのように酒を飲んでいることでしょう。同じ酒飲みとして羨ましい限りです。

 

爺さん今までありがとう

野球観戦に連れて行ってくれたことは一生の思い出にするよ

あの世で好きなだけ酒飲んで休んでくれ

さようなら