ファイナンシャルプランナーとして40代の相談を受けると、
多くの方が同じ壁にぶつかっています。
「教育費と老後、両方が見えてきて不安です」
40代は、
お金の出口が同時に見え始める年代です。
この状態を整理せずに進むと、
不安は自然に大きくなっていきます。
■ 40代は「見えなかったものが見え始める」
30代までは、
将来のお金はどこか抽象的でした。
しかし40代になると、
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教育費の総額
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住宅ローンの残り
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老後までの年数
が、数字として現実味を帯びてきます。
FP相談では、
「何となく不安」
「全部足りない気がする」
という声をよく聞きますが、
これは情報不足ではなく、整理不足であることがほとんどです。
■ FPが40代で必ず分ける「2つの出口」
40代のお金を考えるとき、
FPが最初に行うのは
出口の切り分けです。
① 近い将来に確実に出ていくお金(教育費・住宅)
これは「避けられない支出」です。
② 将来に向けて準備するお金(老後)
こちらは「調整可能な支出」です。
この2つを混ぜて考えると、
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老後が足りない気がする
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でも今は出費が多すぎる
という、答えの出ない状態になります。
■ 40代で大切なのは「優先順位をつける勇気」
FPとしてお伝えしたいのは、
すべてを同時に完璧にしようとしないことです。
40代は、
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教育費が最優先になる時期
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老後資金は“準備段階”にとどめる時期
であることが多いです。
「今は教育費を優先している」
と自分で言語化できるだけでも、
不安は大きく下がります。
■ FPが40代に必ず確認する3つの視点
① 教育費のゴールが見えているか
「いつまで」「いくら」必要なのか。
② 老後資金を“積み始めて”いるか
金額よりも、仕組みが動いているかが重要です。
③ 住宅ローンが家計を縛りすぎていないか
将来の選択肢を奪っていないかを確認します。
■ 40代で増やしすぎない、という選択
40代になると、
「今からでも増やさないと間に合わないのでは」
という焦りが出やすくなります。
ですがFP視点では、
無理な増やし方はリスクを高めるだけです。
40代のお金は、
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守る
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整える
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次につなぐ
この役割が中心になります。
■ 40代のお金の役割まとめ
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出口を見える化する
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優先順位を決める
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不安を数字に置き換える
40代でこの整理ができていれば、
50代以降の選択肢は大きく広がります。
■ 次回予告|50代のお金
次回は
「50代のお金」がテーマです。
FP相談でよく聞くのが、
「今からでも間に合いますか?」
50代は、
お金の“現実”と正面から向き合う年代。
焦りや不安をどう整理するか、
FP視点でお話しします。