犬も歩けば、必ず棒に当たる、はず。

 

 私はそう信じて、

 翌日猛暑の中、とりあえず

 2時間決め浅草向かいました。

 

 すると、本当に棒に当たりました

 正午過ぎ突然私の立つ後ろへ、

 右翼の宣伝車出現して駐車

 

 活動員の方々下車され、

 広報活動の準備を始めたのです

 

 そこへ通りかかった高齢の男性

 スマホを掲げて、私へ一言

 

 「写真撮ってもいいですか?」

 

 関係者ちゃうっちゅうねん!!

 と、突っ込めるわけもなく

 

 落ち着いた声で、

 「関係者ではありません」

 と、やんわり否定いたしました

 

 仕方なく宣伝車から

 離れて様子を眺めていると、

 

 警察申請し、

 許可を得ているのでしょう、

 

 私服警察官一定数

 覆面パトカー現れ

 活動員の方々打ち合わせをするのですが、

 

 とても和やかであるため、

 傍らからは、どっちかどっちなのか、

 さっぱりわからなく始末、

 

 まるで見分けがつきませんでした。

 

 さらに棒は当たり続けます

 観光客から写真をせがまれたり、

 

 幼い女の子から、手を振られたり、

 ついにはこの場を支配する、

 

 人力車スタッフの何人か

 世間話挨拶交わせるようになりました

 

 そう、これでいい。

 他人さんの庭先芸をやる以上、

 

 地元の方仲良くなければ

 ならないのです、絶対に。

 

 は、ゆっくりとゆっくりと、

 浅草・雷門、観光案内所前

 風景へ溶け込んでいったのです。

 

 <続く>          バッタもん