夕刻羅生門り、

 ぶっ倒れるように眠り、

 よく朝一番に行動を開始

 

 まず、区役所へ行き、

 転入手続き、そして、

 国民健康保険へ再加入。

 

 東京の役所へ来るのは

 初めてでしたが、

 

 その洗練された対応から、

 いかにこの街が都会かを、

 思い知らされました。

 

 そう、これこそが、

 正に行政サービス

 

 どこかの田舎のように、

 町長に裏金三百万円を手渡して、

 

 役所に潜り込んだクズは、

 どこにもいないのです。

 

 逆に言えば、丁重、丁寧、洗練とは、

 血が通っていない証拠でもあるため、

 

 人と人との距離感は、むしろ無限大。

 田舎のような濃厚な人間関係が、

 救ってくれる現実など、

 

 絶対期待できない、という意味でもあるのです

 

 こうして無事、都民の仲間入りを、

 果たして、免許の住所欄書き換えのため、

 警察署へも行きました。

 

 そして午後は、前線基地確保です。

 

 羅生門は、

 寝に帰るだけの場所に過ぎません。

 

 とても漢字の勉強に勤しめる場所でも

 環境でもなく、

 

 シェアハウスむと決めてから、

 ずっとネット学習ルーム

 検索していたのです。

 

 渋谷から新宿拠点移行の決断に伴い

 標的は変更されましたが、

 

 ようやく西新宿に、

 理想的学習ルーム見つけたのです。

 

 <続く>         バッタもん