少し前のこと。
明け方4時ごろに 猫が出窓の置物を落とす物音で目覚めました。
夫とともに起きだし見に行くと
夜明け前の薄明りの中、例の白い猫が出窓の下の室外機のところにいて
ゆうとものすごい睨み合い。
ゆうが吠えても(猫も吠えます)いっこうにそこからどく気配がなく
ゆうのほうも興奮高まる一方でさらに家のものを壊しそうな勢いです。
これだけ野良猫が粘りを見せるのも珍しいなと首をかしげたのですが
珍しく夫が機敏に対応し庭先に出て室外機の白い猫のいるほうにホースで水を撒きました。
ご近所迷惑にもなるし癖になっても困るという致し方ない対応で
白い猫はさすがにこれはたまらんと逃げ出したのですが
これで一件落着とはなりませんでした。
というのも家の中に戻ってきた夫が
ちょっと一緒に見てくれる?
なんか子猫みたいなものが室外機の裏でにゃーにゃー言ってるんだけど
と報告してきたのです。
えーー?
と言いつつ ぼろ隠しを羽織って外の室外機に近づいてみると
本当ににゃーにゃーというか弱い猫の声
うーん これは と意を決して覗いてみると
逃げたはずのあの白い猫が子猫を抱えておっぱいをあげているところでした。
どおりで逃げないわけです。
母は強し。
私と目を合わせても動きません。
というか動けない状態だったのでしょう。
申し訳ない気持ちでその場を静かに離れました。
どういう選択肢が実際には正しいのかわかりませんが
母猫が一緒ならそのままが一番だととっさにそう思いました。
気になって30分後こっそり見に行ってみると
母猫はお出かけで 子猫だけが取り残されていました。
先ほどはわからなかったけれど2匹の兄弟?でした。
まだ目も明かない子猫たち。
パンダ柄のぶち猫と黒に白の手袋をはいているハチワリ猫でした。
母猫のおっぱいあげている姿を見ましたから
おいていったわけでもないだろう とそのままに。
触りたいのをこらえて。
人間のにおいがついているということで
お母さんに見捨てられるようなことがあってはかわいそうですから。
そしてまた30分後
見に行ってみると 2匹のうち一匹はいなくなっていました。
元気そうにしわがれ声で鳴いていた方がおいて行かれています。
どうやら引っ越すんだろうな と思いました。
そりゃそうですね。 人間にもばっちり見られ
家猫の脅しも相当でしたから 苦笑
もうすぐこの子もいなくなるのだろうと思ったら
我慢しきれず思わず手を出して抱っこしてみました。
久しぶりの赤ちゃん猫の感触。
一瞬放したくない気持ちにとらわれましたが
そっとまた元の場所に戻しました。
可愛かったなぁ。
そうして1時間後 再度見に行ってみるとその子も無事?いなくなっていました。
猫の引っ越し完了。
野良猫が子どもを産むというのは問題ありなんだろうなと思いつつ
口にくわえて何往復かしている姿を想像すると微笑ましさすら感じ
さらには 罪滅ぼしに室外機の上に置いておいた
我が家の猫たちのごはんには手も付けずだったことを思うにつけ
どんなにか一生懸命に引っ越していたのだろうと考えると
本当に頑張れ と応援したい気持ちでいっぱいになりました。
こんな時どうするのが正しかったのでしょうね。
その後 あの白い猫を遠巻きに一度見かけました。
子猫は一緒ではありませんが
どこかで無事育っている と思ってます。















