サンタクロースは実在しない。

大人と大きくなりかけた子どもと、ときに小さな子どもはしたり顔で言う。

しかしだ、いないことの存在を証明するって難しい、てか、不可能だ。悪魔の証明だっけ？

私も最近娘とサンタクロースいるいない論争で、サンタクロースはいないと決めつけてやったが、もし娘から「証拠は？」と聞かれていたら、負けていたかも…

100年前のアメリカの女の子バージニアも、クラスでサンタクロースの存在をめぐって論争になり、父親に聞いてもわからず、新聞社に聞くことにしたそうだ。約2週間後に出た回答は今でも有名で、日本でも朝日が数回紹介している。

気になる回答は、めちゃくちゃはしょれば、次のような内容です。

サンタクロースがいるというのは、この世に愛や思いやりがあるのと同じくらいたしかなことです。サンタクロースをみた人は誰もいません。でも、だからといってサンタクロースはいないと言えるでしょうか。この世のなかで、いちばんたしかでほんとうのもの、それは大人の目にも子どもの目にも見えないのです。

書いたのは当時58歳の男性です。社説専門のベテラン記者が、社説で回答しました。

見たことがないからってないとは言えない。そうです。

見たことがないのに、あると信じているものはいっぱいある。

経済、新年、うわさ、デマ、悪意…

メリークリスマス！

今日がクリスマスですよ！

昨日終わった？

それ前夜祭ですよ！

サンタクロースがいないことの証明は不可能だ