足の爪は大して役に立っていないのに、どうして生えているんだろうなんて考えたことありませんか。
足の爪は、指先を保護するためについています。
また、爪があるから指先に力を入れることができますので、爪がなければうまく歩くこともできません。
歩くのも走るのも飛び跳ねるのも、爪があるからできる動きなのです。
その爪に異常があれば、身体全体に影響を及ぼすこともあるので大切にしなければなりません。
爪に関するトラブルをいくつか紹介しますので、当てはまる場合は専門医にご相談ください。

【巻き爪】
親指に多く見られます。爪が食い込み痛みを伴います。
あたると痛みが出るからといって、深爪は悪化させるだけで解決にはなりません。
症状が進むと歩行困難になる恐れがありますから、早めの処置が大切です。

【陥入爪】
陥入爪は、巻き爪が進行して爪の端や角が肉に食い込んで肉が傷ついて化膿した状態の爪です。
主に深爪が原因で起こったりします。
だから、爪を伸ばして食い込んだ部分を治療しながら爪の形を整えていくのです。
専門医は、整形外科、形成外科、外科、皮膚科などで治療してもらえます。

【爪の割れ】
ケガなどの原因で爪を作る部分が何かしらのダメージを受け、割れた状態で爪が生えてくることがあります。
このように外的要因で爪が割れた場合は、瞬間接着剤で爪を補強し、正常に伸びるまで待ちましょう。
また、血行障害やストレス性の場合は専門医にご相談ください。
老化によって割れる場合もあります。

【爪水虫】
爪水虫の初期段階では爪の色は白色ですが、悪化とともに黒く濃い色へと変化していきます。
最終的には、爪やその周囲の組織がボロボロと角質が剥がれ落ちるような症状になる事さえあります。
このような事態を避けるためには、一刻も早い処置が鍵を握っています。
最初は1ヶ所であっても、他の部位に感染が拡がったり一緒に生活する家族への感染リスクも伴うので、楽観視は禁物です。