大切にしていた靴にカビがはえてしまったら、泣きたくなりますよね。
このカビを落とすには、まず素材を知っておかなければなりません。
間違ったお手入れをすると、取り返しのならない結果にもなりかねません。
スニーカーなどのキャンバス製は、石鹸をつけて丸洗いしてもOKです。
合成皮革とかビニール製は、濡れた雑巾でふき取ってください。
きれいに取れるはずです。
難しいのは、天然皮革の靴やバッグです。
エナメル仕上げの革とかガラス仕上げのものは、まずブラシでカビを擦り落としてください。
その後、湿らせた布で擦ります。
濃い色のものはそれで大抵落とすことができますが、白っぽい色のものは表面が落ちても、カビは内側から発生していることが多いので、元通りには直らないかもしれません。
カビは落ちても、痕がシミになっているかもしれませんので、仕上げにクリームとかツヤだしで仕上げをしておきましょう。
尚且つ、撥水スプレーなどを吹き付けておくと後々カビが生えにくくなります。
スエードとかヌバックの場合は、カビの部分を少し広めに洗ってみましょう。
洗剤などをつけないで、水洗いだけです。
靴は丸洗いすると、靴が壊れてしまいますので、水道で部分的に流し洗いをします。
ブラシなどで擦ると、よりきれいになるかもしれません。
その後、乾いた布などで水分を拭き取り、ドライヤーの低温または風ですぐさま乾かします。
高温ですと素材が傷みますので、できるだけ常温で乾かすことが大切です。
こちらも仕上げに撥水スプレーをしておくことをお奨めいたします。