健康寿命とは、平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命といいます。


厚生労働省は、2010年の統計では日本人の健康寿命は男性で70.42歳、女性で73.62歳であると2012年6月に発表しました。


都道府県別では、男性は愛知(71.74歳)、女性は静岡(75.32歳)がトップ。最短は男性が青森(68.95歳)、女性は滋賀(72.37歳)だった。


いつまでも元気で長生きすることが望まれますが、肥満や高血圧、高血糖といった生活習慣病が原因で脳に障害が起きて、認知症となったり、寝たきりで介護が必要になったりする国民が増え、深刻な社会問題になっています。


今後は健康寿命を延ばすため、地域間の健康寿命格差を縮めること、ガンや脳血管疾患、心疾患の死亡率低減、糖尿病の予防が主な目標となっています。




健康寿命の算定方法は、80歳まで生きた人を考えてください。


80年間、常に健康な日常生活を送っていたとは限りません。


例えば、50代で大きな病気になり1年間入院したとします。


それから元気になり普通の生活をしていたとします。


その後、76歳からは寝たきりで、亡くなるまで4年間介護をしたとします。


死亡時の年齢から、入院期間と介護を受けていた期間を差し引くと75歳となります。


これが健康寿命のイメージです。


毎日元気に生きていきましょう。