赤ちゃんの足を自然素材の和紙で包むという発想から生まれた「和紙で作られたベビー靴」があります。
島根県西部に伝わる石州和紙を製造販売する「かわひら」(島根県浜田市)が2012年4月1日から発売している『神の国から 紙のくつ』です。
同社川平社長は「この靴は、歩き始めから1歳の赤ちゃんを対象としております。
実際に赤ちゃんに履いていただいて、何度か使用していただく事を想定しながら製造しました」とおっしゃっています。
使用後は記念として飾るといいかもしれないし、もしくは保管して、将来訪れる成人式や結婚式などに記念品として渡したりと用途は様々です。
この靴は、ひもや縫製用の糸に至るまで、どこもかしこも和紙で作られています。
紙の製造時には「溜め漉き(ためすき)」という伝統手法を採用したので、靴全体に厚みがあり、つむぎ糸は薄さと強靭さを兼ね備えるため、伝統的な“流し漉き”にて、1枚1枚手作業で作られています。
色は、漂白も染色もしてないので実際に目にすると少し黄色がかっており、これこそ何も手を加えていない自然な色合いだという。
この靴は、今年の2月に都内で開催された「伝統的工芸品フォーラム展」でグランプリを受賞しました。
『神の国から 紙のくつ』は下記にて販売されています。
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「かわひら
」(島根県浜田市 TEL:0855‐32‐1166)
「石州和紙会館
」(島根県浜田市)
「島根県物産観光館
」(島根県松江市)
価格は“できあがり品”が18,000円(税抜き)、手作りキットが6,000円(税抜き)です。