赤ちゃんに分かりやすく伝える言葉に、語と語を重ねて伝えるという徳島独特の言い方があります。

靴「くっく」、草履「じょんじょ」、鳥「とっと」、魚「びんび」、水「ぶんぶ」、汁「しんし」、足袋または靴下「たんた」、茶「ちゃんちゃ」、手「てんて」、目「めんめ」、お腹「ぽんぽ」、おんぶ「ぱっぱ」、ごはん「まんま」など

皆さん、お分かりでしょうか?

もし分からなくても、なんとなく察しがつくのではないでしょうか。

他にも徳島ならではの方言を紹介しましょう。

「あばばい」・・・・・・・・・・まぶしい
「さら」・・・・・・・・・・・・新しい
「まがる」・・・・・・・・・・・邪魔になる
「めげる」・・・・・・・・・・・壊れる
「か~」・・・・・・・・・・・・ちょうだい
「おかっこまり」・・・・・・・・正座
「たおる」・・・・・・・・・・・曲がる
「まける」・・・・・・・・・・・こぼれる
「つまえる」・・・・・・・・・・片付ける
「ほうる」・・・・・・・・・・・捨てる
「どくれる」・・・・・・・・・・ふてくされる

昔はもっともっと方言がきつくて、地元の人しか理解できなかった言葉もたくさんあったらしいです。

今年はNHKの大河ドラマで「平清盛」が放映されていますが、平家の落人が潜んで暮らしていた祖谷(いや)地方では平家のなごりの方言もたくさん残っていたそうです。

方言は、地元の者と他から来た者とを差別化するために発達したともいわれています。