子どもたちが「不登校」という状態になってからだいぶ経つ。
完全に思春期入りした息子たちは各々の好きなことをして家で過ごす。
よほど何か目的がない限りお母さんの付き合い程度では出かけたがらない。
今日は夫も仕事でいないしと一人で新しい職場での服を買いに出かけた。
どこもかしこも桜が満開でとっても気持ちがいい。
「二人にもこの気持ちよさを感じさせてあげたい。」と思った。
どこかに行くたび、何かを見るたび、「この美しさを二人にも感じさせてあげたい」「この人のような経験をさせてあげたい」と思う私。
でも今日は桜を眺める人たちを見ながらふと思った。
今の私には満開の桜が気持ちよくて美しいと思えるけど、若かりし頃桜を見て切なく辛い時期もあったような気がする。
世の中にはきっと見たくない人ってたくさんいるよなって。
そう思うと、今の彼らに満開の桜は「ドヤ顔で咲き誇る陽キャ」に映ってしんどい可能性もある。
もしくはお花の美しさなんて必要ないコンディションの可能性もある。
いくら親でも経験や感受を無理強いするのは違うもんなという思いが頭をよぎる。
そりゃチャンスがあれば・・タイミングで今なら!と思えた時には色々と体験できる機会を与えたいとは思うけどね。
季節は春でも彼らの波は秋かもしれないし冬の可能性もある。
夕方かもしれないし明け方でまだ暗いのかも。
春を迎えて自然のあるところに行きたくてたまらなくなっている今の私のようにいつか彼らも必ず動き出すだろう。
笑ってしゃべってほんわか過ごせる日常があればそれで十分で、幸せなんだよな。ほんとはね。
さて、夏に向けて犬連れでの旅行でも計画しようかな。
(みんなで自然の中で過ごす欲望はどうにかして満たしたい!)
敷かれた線路から降りて自力で歩くことを選んだ彼らの旅を見守りたいと思う。
