とある古書店で「鶴の恩返し ガチ原作」と書かれた古びた本を見つけた。
見つけた瞬間「これは間違いなく本当の原作だ!」と確信した。
だってガチって書かれてたから。
と言うわけで今回は"鶴の恩返し"のガチ原作を紹介します。
先に断っておくと、少し悲しいお話です。
それでは張り切ってどうぞ。
罠にかかっていたところを、おじいさんに助けられた鶴は、
恩返しをするべく人間の女性の姿になっておじいさんの家を訪れます。
自分の羽毛を使って織った布をおじいさんに渡すことで恩返しをしようとしたのです。
「絶対に部屋をのぞかないでください」とおじいさんにお願いをし、鶴は3日かけて立派な布を織り上げました。
そしてそれをおじいさんに「どうぞ」と渡したところ、
おじいさんは「はぁ・・・」と少し困った様子で首をかしげながらそれを受け取りました。
そう。おじいさんは布の価値がよく分かってなかったのです。
その布の値打ちも分からなければ、
売ってお金にするという発想も浮かばなかったのです。
だから、「別にオレは布とか要らんけどなぁ・・・」と思いながら受け取っていたのです。
これスゴいものですよ!とか、売ってください!とか、鶴の方から言ってあげれば良かったのでしょうが、
彼女は、そういうのは粋じゃないと思うタイプだったので、
次は、もっと良いものを作って気付いてもらおうと決めました。
なので、今度は前回の倍の6日をかけて布を織って渡すと、おじいさんに、
「なんだよ!布なんか渡されても要らないよ!困るよ!」と鶴に怒鳴られてしまい、
鶴は追い出されてしまったのです。
おしまい。