今まで付き合ってきた人とか私に深く関わりのある人のイニシャルにはSが多い。
だから苗字も入れて、SJと表記することにしよ。
SJは私が短期留学に行った時に友達の紹介で付き合い始めた
典型的なアメリカ人。
役1年半の遠距離の末、念願のDJになる夢を果たし
同時に薬に溺れて女を作り、別れることになった。
いろんな別れがあったけど、こいつと別れる前が一番つらかった。
別れたことは全く後悔してないし、
結果的にも別れて正解だったんだけど
薬漬けの人をどうすることもできない自分の無力さが嫌になった。
あとから調べてみたら、どうすることもできなくて当たり前ってことを知って
なーんだ、って思ったけど(笑)
心身共に疲れ切って、激ヤセした。
そりゃそうだよな、食べるものも喉に通らないような状態だったんだから。
SJと別れた時は、SJの家族が私を守るために懸命に動いてくれた。
あの時の感謝の気持ちは今でも忘れない。
帰国してからすぐにSに出会い、励まされ、数ヶ月後にはSと付き合っていた。
ご飯をおいしく食べられるようになったのはSのおかげだった。
でも結局Sとも1年で別れてしまった。
Sと別れた頃、SJからメールが入った。
1年近く音信普通だったSJからの、突然のメールだった。
「君がいなくなって初めて君の大切さがわかったよ。
君は、有名でも何でもない、何も持っていない僕を好きでいてくれたんだよね」
何気に復縁をにおわせる内容だったけど、とりあえずスルー。
でもそれからSJからのメールと電話が頻繁に入るようになった。
「あんまり私に電話してると彼女に怒られるよ?」
と言うと
「別れたから」
と言われた。
とりあえず電話くらいならと思っていたら、こないだ
今度ハワイで待ち合わせしようよ、って言われた。
はっきり言って、今SJと会う気にはなれないなぁ。
オーストラリア人のAは、13年前に私が住む町で英会話の先生をやってた。
爽やかで控えめな印象のAは生徒に人気だった。
他の友達も一緒によく遊んだ記憶がある。
Aと知り合って数年後Aは転勤、その後あまり連絡をとらなくなって
更に数年経った頃、オーストラリアで日本人女性と結婚したというメールが
幸せそうな写真と一緒に届いた。
心からおめでとうを伝えた。
それからまた連絡をとらない日々が続き、更に数年たった。
それは2年前の誕生日。
いくつか持ってるメールアカウントを整理しようと思い
何ヶ月も開いていないアカウントを開いた。
そこにAから happy birthday とメッセージが入っていた。
懐かしく思い返信をし、携帯番号を交換し
それからAからの電話が増えた。
翌年、Aが車で3時間かけて私に会いに来てくれた。
Aは、13年前の出会いからずっと私のことを想ってくれていた。
でも私の方に突然仕事が入ってしまい、結局晩御飯を一緒に食べただけになってしまった。
Aはしょうがないね、また会おうって、笑顔で言ってくれた。
申し訳なく思った私は、その翌日Aに会いに行った。
その日、私達は10年の空白の時間を埋めることができた。
帰り道も、気持ちは爽やかだった。
お互い、これからずっとこの関係でいるんだろう。
私は不倫をする気はないし、遠くにいるから、深入りすることもない。
今も週に1・2回の電話で話をしてる。
Aとはこれからもずっと、親友でいたいと思う。