なんだかばたばたと移動している日々です。
昨日は滋賀は彦根で打ち合わせ。
今日は大阪は梅田で打ち合わせ。

大阪市は僕の出身市なのですが、
今回初めて大阪市で仕事をしました。
打ち合わせ後少しだけ梅田周辺をうろうろし、
子供のころは全く、本当に全く想像もしてなかった
未来を生きている今に不思議な気分に。

きっと今から5年後10年後も
想像のつかないことをしてんなやろね、
と考えながら懐かしい風景を眺めたのでした↓



さて、南半球の旅行記を続けますよ。
ここまでの歩みはたとえばこちらをご参照↓
冬のシドニーでうろうろ

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7月23日

シドニーで丸一日過ごせる最後の日。

朝から地球の裏側のチューリッヒの某氏とスカイプ。
自分の無事を伝えつつ、自宅の無事も確かめつつ。
しかし、これもかつては想像もしなかったことですね。
最近はあんまりにコミュニケーションが簡単すぎて、
いつでも繋がってる感が強すぎるのかもとも思います。

さて、この日はシドニーのシティをうろうろ。

朝出勤するともえ先生と共に家を出て、
電車に乗ってハーバーブリッジの手前で下車。
本当にくだらないでも楽しい話をしながら
ハーバーブリッジを歩いてわたります↓



ハーバーブリッジから見下ろす
シドニーの湾とあのオペラハウス↓

これはやはり美しい風景。
シドニーに来たことを改めて実感。

ともえ先生を職場まで見送り、
そこからシドニーの一番歴史のあるエリア“the Rock”を散策。
モダンアートの美術館で2時間程
ぐるぐると思考をめぐらせ、
お昼時にいとく氏と合流。

The RockにあるRock cafeというダイナーでランチ↓


昼間っからビールでハッピーな僕。
歴史ある雰囲気やし、
食事もなかなか美味しくて、
なかなか繊細な見た目のケーキ類も並んでいて、
店員さんも大変気さくで、
素敵なランチタイム。

さてここから、
シドニーに来たからには絶対にいきたかった場所へ。
オペラハウスの見学ツアーです。



3000円くらい(やったっけ?)で、
こういう見学ツアーにしてはかなり高額やけど、
建築、建築構造をやってる人間が
ここにきてこれに参加しないのは、
絶対に一生悔いが残るのでね。

シドニーのオペラハウスの
設計コンペ、建設の歴史は
それはかなりドラマチックなんですよ。
いろんな苦労が重なりに重なった末に
出来上がった建物が
とても美しくアイコニックなものになってよかった、
っていう。

設計氏のウッツォンが
プロジェクト半ばで降板し、
内装の設計とかは
他のチームが結局やってしまったとか、
シドニー市側からの歩み寄りがあったときには
すでに高齢だったとか
いろんな背景がありつつ、
それ以降2度とシドニーは戻らず、
その建築空間を一度も体験しなかったという逸話に
むーーん、とうならされつつ。

そんないろいろな逸話も含め
とっても丁寧に面白く解説してくれました。
ガイドさんとお客さんも自由にインタラクティブで、
これは大満足。
日本語ツアーもあるそうなので、
是非お勧めです。
ストーリーを知っていても感銘を受けたんで、
知らずに聞いたらきっともっと印象深いかと。

こちらプレキャストコンクリートのシェルの裏側。



こちらホールのベランダから眺めるハーバーブリッジ。



こちら間近で見るシェル。


表面はかなり細かく割り付けられたタイル。
これはちょっと予想外のテクスチャーでしたー。


大満足のツアーの後、
ゆりさん、ともえ先生との合流までの時間、
ダーリング・ハーバー近くのスポーツバーで
ビール飲み飲みビリヤードしつつ、
4人そろってから海岸のモールにあるレストランへ移動し
夜の海を眺めながらゆったりと優雅に夕食となりました。

幸せ気分で電車に乗り、帰宅。
そこからその翌日以降のニュージーランドでの
旅行の予定をざくざくと立てつつ
シドニー最後の夜は更けていきました。

ちなみに今日の写真に
本人がやたら映ってるのは、
旅先の今の手元にそのデータしかなかったからで、
急に自分の顔を晒したい欲求に駆られたわけではありません笑