さて、精神的に本当にぎりぎりの時期は過ぎて、
なお色々消耗しつつではあるけど
すこしずつ落ち着きつつある週となりました。

でもダメージがやっぱ残ってたみたいで
金曜夜はお誘い頂いてたパーティにも足が伸びず、
じぶんでもありゃりゃと驚きつつ。


昨日の土曜日はかなり遅めに起き出し
昼ごはん食べなきゃかなーなんて思いつつタラタラしてたら
知らない国番号から電話。
なんじゃいなと思って出てみたら
スウェーデンからロブ氏で、
事務的な事その他しばしやりとり。

で、その結果
結局昼食を食べる間もなく
その他関係者数名とあわてて連絡を取り、
ロブ氏宅までダッシュ、
過去2週間の郵便物を回収、
翌日(つまり本日)会議と休暇で
スウェーデンへ飛ぶ(飛んだ)ミヒャと
市内で落ち合いそれを託す、
と思いがけずバタバタ。

夜はフェアウェルで日本人の皆さんと楽しいひととき。


本日日曜日、
朝から部屋の掃除、
昼にスモークサーモンとズッキーニのクリームパスタという
大学の食堂メニュからインスパイアされたものを試作。
美味しゅうございましたよ。

で、午後は自宅でひとり映画観賞。
ロマン・ポランスキー監督の“戦場のピアニスト(The Pianist)”。

随分前に観て以来の2回目でした。

なんというか、
差別、極限状態、希望の無さ、憎しみ、争い、殺し合い、
だれも本当は望んでないはず(と思いたい)のストレスが
逃げ様も立ち向かい様もない事実として存在して、
その歯がゆさ、悔しさ、苦しさ、悲しさ、怖さ、
あらゆる感情がかきたてられて。。

戦争っていう社会の大きな枠組み上の事象があって、
その中で、なすすべなく左右される個々人の運命は
理屈で何かを語れるものでは多分なくて、
でもその何かを主人公の奏でるピアノが
痛いくらいに伝えて。

冒頭の放送局でのノクターン第20番、
Hiding中のエアー演奏のアンダンテ・スピナートと華麗なる大ポロネーズ
廃墟でのバラード第1番、
終戦後、放送局での再びのノクターン第20番、
最後コンサートでの再びのアンスピ。

物語(大筋は実話だそうで)と主人公の心情両方に
ぴたっと寄り添うこの選曲が本当に素晴らしい。
もともと哀愁漂うノクターン20番も
終戦後に奏でる音はまったく重みが違って。

終盤、
廃墟→放送局→コンサートと
演奏が重ねられる度に号泣度も上昇。
最後エンドクレジット中は号泣も行き過ぎて、
本気の過呼吸におちいり
自宅で一人パソコンの前で本気で焦りました笑
だって手足もしびれて動かなくなったもんねー。
落ち着いた後、どんなけ共鳴してんだよと、セルフ突っ込み。


ここのところ溜めまくってたストレスを
一部代弁してくれた部分もあり、
今このタイミングで観れて本当によかった。

大変お勧めですよ。

戦場のピアニスト [DVD]/アミューズソフトエンタテインメント
¥3,990
Amazon.co.jp