さて週末、充実して過ごしています。
金曜の夜は日本人の皆さんと飲んだくれ。
色々新しい出会いもありました。

土曜日夜は
論文期間中は何カ月か休業してた後の
久々のチューリッヒ食堂の開店。
再オープン記念でとにかく料理を作りまくり、
ご好評をいただきました。
詳細はまた後日。

日曜午後の今は
ロブ氏との待ち合わせまでの隙間の時間に
こちょこちょっとブログの更新。。。

実は博士論文の口頭試験は今週金曜で、
ちょっとずつポジティブな緊張感を
高めつつの週末でもあったりなのです。

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さて、チンクエ・テッレでの旅行記を続けますよ。
ここまでの歩みはこちらをご参照→  その1

5月26日(土) 午前

鳥のさえずりで目が覚めた朝。
いや、さえずりというより
騒音レベルで朝方5時前後にのみに鳴くのがいて、
滞在中ずっとそれに起こされたのです。

天気予報は大雨って言っていて
おそるおそる外に出たら
雲は分厚いけど降ってはいない感じ。

お茶を沸かし、食卓の準備をして、
さあパンを焼くぞというところで
オーブンに火がつかなくてがっくり笑

しょうがないからお茶をすすりながら
ゆったりとした贅沢な読書タイム。
忙しい時には絶対できないこういうことこそ
休みの時にしてなんぼやからね。

のそのそと起きてきたロバートに
オーブンを見てもらってもダメで、
宿のおかみさんに着火用のライターを借り
無事稼働したはいいけど、
ロブ氏がパンを見事に真っ黒に焼いてくれて
苦笑いの苦い朝食に笑

食べながらようやくこの日の予定を立てます。
天気がいまいちやから多分海岸沿いも
そんなにパッとしないやろうねってことで
山側のハイキングコースを気の向くままに歩くことに。

10時あたりに宿を出て
レヴァントの駅の観光窓口で
ハイキングコースに立ち入るため兼電車のチケットを購入、
と同時に詳しいハイキングマップも入手。
電車で一駅先へ移動。
いよいよチンクエ・テッレに突入。

チンクエ・テッレとは
イタリア語で「5つの土地」って意味で、
このエリア内の海岸沿いに
Monterosso(モンテロッソ)、
Vernazza(ヴェルナッツァ)、
Corgnilia(コルニリア)、
Manarolla(マナローラ)、
Riomaggiore(リオマッジョーレ)
という5つの村があるのです。
いずれも陸の孤島的な立地条件で、
昔から人々が独特の景観と産業を創って来たエリア。
最近になってようやく観光資源としての注目も
大きくなってきたそうで。

で、各村は海沿いにあるんですが、
その海からの陸はいずれもかなりすごい崖で、
とにかく高低差が半端ではないのです。
(だから陸の孤島な訳かと)

で、
5つの村でも一番規模の大きいモンテロッソで
電車を降りた我々。
駅を出た目の前が既に海↓
 
うん、天気悪いですな。
でも雨は降らず。
「晴れ男なんでよろしく」
って何度言ってもロブ君は取り合ってくれない笑

ここからハイキングを開始。
まずはモンテロッソの町を山の方へむかって抜けて行きます↓
 

実はチンクエ・テッレは去年の10月に
豪雨からの洪水でものすごい被害を受けていて、
未だにその傷跡の残る町の中。
上の写真では
右手間の壁は塗りなおされてるけど、
奥のアーチとその隣のアーケードの壁は
未だに洪水の跡が残っています。
これだけの高さまで水に浸かったってことで。。

町を抜け振り返ります↓
 
復興の工事は今も進められています。

この地点からいよいよ山道に入り、
途中の目標地点、山の中の教会へ向け歩き始めたものの、
これが予想以上の急な登りで、
あっという間に汗びっしょりのはあはあ。
山登り体力は結構あるんですが、
足元があまり丁寧には整えられておらず
結構きつかった。。

 
途中こんな礼拝堂もと通りつつ。

1時間で海抜0mから650mまで上がった景色に
ふーっと一息↓

ちなみにモンテロッソの町は山に隠れて見えませんが、
海沿いです。
1時間でここまで来るって
やっぱペース早かったんやと思う笑

ここには古い教会がありまして↓
 
その中にある200年前のパイプオルガンに萌えー↓
 

ここでロバートが次のルートを
地図をにらみながら考えてるのを横目に
一休み。

続きます。