久しぶりに平日の夜に
自宅でゆっくりしている気がします。

先週は毎日毎日外で何かしてたからね。
今週は少しゆっくり目。
とはいっても月曜はかなり遅くまで仕事、
昨日はミリアム宅でチーズフォンデュディナー、
なんてそんな過ごし方です。

今書いている論文が
なんとなくめどが立ちつつあるのです。
一つ大きな穴を埋める実験を
今週後半から始めて、
年明けには全部バチッと終わる見込み。

これが提出出来れば
博士課程終了までかなり気持ちが楽になるのです。
(とは言え、それの提出後は今まで扱ったことのない
 ジャンルと手法で論文を2本書こうとしてるんですが。。。)


さて、放置気味になってたイタリアの旅行記を続けますよ。
これまでの歩みは例えばこちらをご参照↓
フィレンツェでぶらぶら

7月30日(午前)

嶺子選手がフィレンツェを去る日。
朝ごはんを一緒に食べ、駅までお見送り。
きっとまたすぐ世界のどっか会うよねー、
なんて事を言いながら寂しくも明るいお別れ。
(結果10月に台北で再会しましたよ→ この旅行記も書かなきゃね

僕はその足で別の電車に乗って
揺られること1時間ちょっとほど。
フィレンツェから西へ80キロ程に位置するLucca(ルッカ)という街へ。
ここもずっと前から一度来たいと思ってた場所。

中世からの長い歴史のあるルッカは
城壁でぐるりと囲まれた街です。
城壁沿い(町側)はこんな具合に遊歩道になってます↓


これ沿いに30分くらいかけて街の裏側まで歩きます↓
なかなか気持ちの良い緑が裏に控えています。

最初は街を完全に一周しようかなんて思ったけど、
ご覧の通りの晴天で暑くてしょうがなかったから
半分歩いたところで街中へ。

これが全く迷路見たいな街で、
地図もろくに見ずにしばらくうろうろしたせいで
完全に迷子になりました。。。

これは困ったとふらふらしていたら、
すっかり耳に馴染んだ音楽が聞こえてきました。
それはプッチーニのオペラ“蝶々夫人”第1幕。
実はルッカはプッチーニ様の生まれた場所で、
プッチーニ関連の観光スポットもいくつかあるんです。

で、その音楽の流れる元を見つけて入ってみると、
“Puccini Opera”という小さな劇場(ステージ?)付きの
ちいさなミュージアム。
(いや、小さなミュージアム付きのステージか?)
こちらウェブサイトです↓
全部イタリア語ですが、写真で雰囲気は伝わるかと

こちらに展示されていたのは、
プッチーニのオペラに関わるもろもろ↓
 
これはプッチーニ様ご本人と、直筆のメモ。

 
“西部の娘”の衣装のスケッチ。
 
“トゥーランドット”の衣装のスケッチ。

その他おそらく初版なのであろう
オペラのスコア等々いろいろ飾ってありましたよ。
CDであれプッチーニの音楽を聞きながら
こういったものを見ていると何とも言えない幸せ感。

スタッフのおばさんに道を教えてもらうついでにしばらく立ち話。
「ほんとはプッチーニの生家が
  ミュージアムになってるはずじゃないの?」
って聞いたら、
なんか遺産の相続とか今のその建物所有権とかが
街と大家さん(?)と子孫の間でややこしくなってしまって、
一般公開できない状況がもう何年も続いているそうで。

でも、この9月から再度公開が始まってるみたいですよ。

その親切なおばさんに教えてもらった道をたどり見つけました↓
 
プッチーニ様の像と、
写真奥に映るプッチーニ様の生家。
あれの2階だそうです。

中には入れなかったから
心の中で手を合わせてきたのでした。