もっと高頻度で更新するつもりが、
なんだか時間が取りきれない日々です。
イタリアの美食旅行記を続けますよ。
初日の様子はこちら→ 12時間近くの移動の記録
7月26日(火) 午前
前日一人でふらふら酔っぱらうまで飲んで、
ぐっすりと就寝。
天気予報は雨って言ってて
果たして一体どんなものかと
どピーカン。
丘の上から中部イタリアの平地を眺め
朝から気分爽快。
ゆったり身支度し、
ゆったり朝食。
イタリアのホテルにしては朝食がちゃんとしてて、
これまた朝から気分良好。
一日動きまくるために
しっかりと腹を満たして
最初に向かったのは
アッシジ一番の重要な場所、サン・フランチェスコ教会。
丘の上の小さな集落の西の端に位置していて、
この丘を取り囲む平野が一望できる立地です。
13世紀半ばにできた教会で、
アッシジの地に生まれ後にフランチェスコ会という
キリスト教の1宗派を創設した
聖フランチェスコを称えて建てられた教会。
以下、いろんな角度からの教会外観をどうぞ↓
規模がとにかく大きくて、
なんか丘から下界を見下ろす要塞のように見えます。
教会の内部は撮影禁止で写真はないのですが、
これもまた、外観に負けずものすごいことになっていました。
上下2層の構成になっていて、
ロマネスクの下層とゴシックの上層のそれぞれが
一つの超立派な教会堂として成立している訳。
どちらもとにかくものすごい空間なんですが、
やはりこの教会が有名なのは
上層の壁に描かれた
ジョットの(作品とみなされている)28場面とフレスコ画。
現代の造形理論・原理をもってしては
もはや決して描けない絵なのです。
理論・技法の新旧に関わらず、
一つの体系を究極まで突き詰める時に
生まれる宇宙とでも言いましょうか。
ルネサンスの先駆けをビリビリと感じさせる造形に
しばし恍惚の時間となりました。
あんまりに感動したから、
別の角度からまた教会を観たいと思い、
激しい炎天の下、
汗はだらだら、行きははあはあになりながら
坂の町の最高地点を目指すことに。
街の頂上(?)にはRocca Maggioreと呼ばれる
ここから眺めるサン・フランチェスコ教会↓
ちょっと遠いですが。。。
ちなみに写真はどれもクリックしたら拡大しますよ。
Rocca Maggioreからの眺めは
もう絶景の一言で、
もしアッシジに行くなら是非ともお勧めなんですが、
要塞そのものもなかなか面白いですよ。
絵にかいたような中世ヨーロッパの雰囲気を味わえます。
こんな午前を過ごしてすっかりへとへとになり、
お昼を取りに町の中心に戻り、
その辺のバールにて
アーティチョークのピザ2切れと
カプレーゼのサラダとビールでランチとしました。
安いピザでも生地がしっかりうまうま、
カプレーゼのモッツァレァチーズも
なかなかのお味で、それなりに満足。
そして大変な行程になることも知らず
呑気に午後の行程を練ってまったり過ごしたのでした。
という訳で午後の思いもよらず登山?編へ続きます。