次々と重たい原稿の締め切りが迫る中、
このたび初めて日本から物を輸入しました。
だってアマゾンでチェックしてみたら、
やたらと割引が効いてて、
その割引だけで海外送料が
綺麗にチャラになる勢いだったもので、ついね。
ってことで、ようやく観ましたよ!
“ヱヴァンゲィヲン新劇場版”の二本目。“破”。
一年越しです!
これまで、“序”の最後の予告と、
ネットで見られる予告を、
1年間繰り返し見続け、
がまんにがまんを重ねた日々でした。
で、届いたその日の夜に早速鑑賞。
今までにないプロットに混乱したりとか、
説明の全くない新設定に着いていけるわけもないとことかは、
旧シリーズを初めて見た時と同じ感覚。
つまり「へ?どういう意味???」っていちいち思わされ、
そのおかげで、再びエヴァンゲリオンを新たに観てる感覚が。
と同時にわざと旧シリーズと同じセリフとか展開をわざと混ぜ込んでて、
単品の映画としてのみ以上の
複層的な鑑賞体制に自然となってしまった。
さらにはとにかく迫力の満点すぎる映像に
純粋に心拍数が上がる位に興奮させられて。
冒頭の戦闘シーンから、最後の2号機が大変なことになるとこまで、
バトルシーンはもう文句のつけようがほとんどないかと。
これはもう大満足。
そんな3つの感覚のせいで
鑑賞終了時の疲労感と高揚感は
今までどんな映画を見たものよりも強かった。
面白かったって言うよりは、
深ーーく溜息ついて、「なんじゃこりゃ」と一言。
で、週末日曜の夜に
最初の鑑賞後のいろいろのもやもやを解消すべく、
さっそく2回目観てみたんです。
これが、なかなか奇妙な感覚で、
もはや旧シリーズとの比較をする視点はゼロ。
単純に“序”から続くシリーズものの2作目として
かなりニュートラルな視点での鑑賞となりました。
で、その感想。
複雑なプロットの上に、
2時間って言う短い時間に
何ともうまくいろいろ収めて、
ストーリーを破綻させてないのが見事。
って言うか、謎を謎のままにしてるから、
現段階では破綻しようもないのだけども。
それでもかなり密度の高い情報を
うまく収納した映画って感想でした。
人物描写とか、いろいろ随分はしょってる物もあるけど、
“序”と併せて4時間以内で表現するって条件考えたら、
旧シリーズに頼らずとも成立しているのはやっぱりよくできるのかと。
旧シリーズを見ないと分からないって主張は
多分的を外してるんじゃないかと思うのです。
わざわざ視点をそんなに複雑にしなくても、
もっと単純に楽しめる娯楽映画として成立してると思います。
ただ、旧シリーズを知ってる方が、
なんかいろいろ考えさせらるまくるせいで
鑑賞後のアドレナリン分泌感がとてつもないんですが、
それイコール1本の映画としての面白さだと
短絡的につなげてしまうのは純粋な映画観賞とは的がずれるのではないかと。
(エヴァンゲリオン鑑賞としては最高の楽しみ方ですけどね)
というのが2回観た感想。
とにかく1年越しでようやく観れたことだけで、
大満足胸いっぱいです。
もし仮にこれを読まれて興味をもたれた方がいても、
映画自体は残酷・グロテスクな描写も多いんで、
観るとしても心して観てくださいね。
エヴァンゲリオンとは遠い世間の方々も
このブログを読んでくださっているようなので、念のため。。