ここ数日仕事の進捗に関して、

自分中で成長の実感と激しい反省を

ものすごい振れ幅で繰り返してて、

なんだかすっかり疲れている週の後半。


火曜はcompletely desperateな気分に落ちてたのに

火曜深夜に這い上がる手掛かりをポッと掴んで、

水曜は反動もあってかじぶんでもびっくりするくらい快活な一日で。

こういう上げ下げの激しいのって、

精神衛生上好ましくはないって分かってるんですが、

2度目の青春(2度目のidentity crisisね)を

チューリッヒにて過ごしている身としては、

心の負担を避けるだけでは大きくなれない物がある気もしていて。


でも、今回の問題は

日本に居たときには絶対に面していない種類の問題で、

それに今ぶつかって乗り越えてる実感は、

「スイスでの生活」とかそういう小さいレベルではなく

本質的に自分を育ててる時間が過ごせていると感じるのです。

同じ問題に日本で直面した方が

絶対にもっと楽だっていう違いがある程度。

でもそんなものは所詮誤差。



さて、沖縄の旅行記を続けますよ。

ここまでの歩みは その1 、 その2  をご参照くださいね。


3日目。

この日も朝食後に天気を見ながら行程を練る。


沖縄市から名護市方面

→海峡を結ぶ橋を爽快ドライブ

→今帰仁で城跡を見る

→美ら海水族館

→沖縄市方面へ戻る

というルートにしました。

思いっきり観光客ルートです。


この日は朝から高速に乗る気もあんまり起きなかったので

沖縄市から国道58号に入ってしまって、

最初の目的地、古宇利島へ。


古宇利島へは沖縄本島から屋我地島へ橋を渡り、

さらにこの島から古宇利大橋という橋を渡ってたどり着きます。


こちら古宇利大橋↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !
これ、ヤバいです。

島に向かって橋に向かう道が結構な下り坂で、

橋に入ったら今度は登り返すので、

なんかスキージャンプ台みたいなドライブ感。

もちろんスピードは法定速度一定ですが。


この青い海に下っていくのがそれはもうドライブ冥利に尽きるのです。


こちら橋の上にて↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !
左も
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !
右も海!!!

しかもめちゃ綺麗。


橋自体の長さも1km位だっけ?

結構あるので、十分楽しめますよ。

これは自転車で走っても絶対に楽しい。


ちなみに橋の全容は古宇利島側からこんな感じ↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !

橋のたもとへ降りてみました↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !
島にいる間にみるみると曇ってしまったのがやや残念。



ここの海辺でしばらく座り込み、

ひとしきりぼさーっとしてから、

次の目的地今帰仁(なきじん)城跡へ。


琉球王朝による沖縄統一前に

地元の豪氏が城(グスク)を構えてた物の遺構だそうで。


今まで、まったく興味が無かった、

というよりまずそんな存在を知りもしなかった

沖縄のグスクにまつわるエトセトラだったのですが、

この今帰仁城跡に来たおかげで、

今回の沖縄旅行での一つの目的が定まったのでした。

つまりグスク跡を見て回るっていう計画。

4泊5日の3日目にしてようやく笑


何が面白いって、

もはや各建物は残っていないので、

現在で当時の感覚を残してるのは城壁の跡だけなんですが、

この城壁の造形がもう、なんというか

官能性が滲んでるとでも言いましょうか。

なんとも美しいものばっかりなのです。


初日に首里城を訪れたときに、

城壁に今まで感じたことのないゾクッと感は既にあったのですが、

他の城跡のもっとピュアな物の方が、

より響くものがありました。


で、今帰仁の城跡。


こちら入り口の門↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !

この門から城域(小高い丘になってます)の中心へ伸びる通路↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !
道の両側が随分と小ぶりに手入れのされた桜の並木になってます。


この小ぶりな桜とやや狭い石畳の道のスケールが作る空間が

これまで全く経験したことのないスケール感を持つ区間になっていて、

無理にたとえるなら、自分の体が50%増程度に大きくなってしまった感じ?

でもだからこその入り口から通路を経由して、

丘の上の城郭の中心への動線が凄く鮮やかで、

非常に面白かった。


こちら城内の高いところから見下ろした城壁↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !
城域の中心を

3重位にこんな石積みの城壁が囲んでいます。


この城壁の

人間の手作業の重みが感じられる曲線の揺らぎと、

地面を整地してまっすぐ壁を立てるのではなく

起伏のある地面に追従して形作られている揺らぎが重なって、

圧倒的なパワーを持った造形となってます。


こちら壁の接写↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !

これは思い付きで立ち寄って大正解でしたよ。

すっかりグスクファンです。



まだ半日分ですが、既に盛り盛りなので、

とりあえずこのあたりで。。。