ここのところ、

新しい出会いや風邪っぴきのせいで

なんだか考えることが多くて多くて、

手に余ってます。


iTuneストアを徘徊した末、

中学生高校生の頃に聞いてた諸々の曲に再会しました。

なんだかそれが妙に今の心持ちにフィットしてしまって。


多分全く新しい環境でも

自我が芽生えてしばらくたち、

人生2度目の多感な時期を迎えているのだと解釈。


当時との違いは、

反抗心的なものはなく、

感情の起伏は随分穏やかという辺りか。

でもその分落ちたら戻るのにも時間とエネルギーがかかるのです。




さて、ジュネーブの旅行記をつづけますよ。

これまでの経過はこちらをご参照くださいませ→ ここ


暴動発生中のジュネーブで、

鶏を食らい、

教会の塔で息を切らし、

異常にマニアックな絵画鑑賞を楽しんだ後、

バーバラ宅へ戻り、

ちょうどそこへその日の主役の岡本さんも合流し、

フェデラーが負けるの見届けながら、積もった話を。


スイス生活の大先輩の言葉を

ずしっと受け止めた時間でした。


そうこうしているうちに

この日ムティエからローザンヌ経由で車で走っていた

マダムマキコとアンドレパパ(バーバラの両親)が到着。

と、同じくジュネーブ在住のバイオリニストのアユムさんも合流。


最終的にパーティ参加者が揃うまで

ジュネーブの暴動のニュースを見ながらアぺロ。

同席した誰もが直接は暴動を目にしなかったので、

ニュース映像に全員ショックを受けました。。。


車が何台も燃えてるし、

市民にライフルのような物を向ける警察(実はゴム弾だったようですが)、

催涙弾の煙がもくもく流れ、

一般人がお茶をしてる最中のスターバックスのフロントガラスが粉砕され、

揉み合う人々。


なんとも残念な気持ちにしかならなかった。。。

でも何も知らずにうっかり渦中に飛び込むこともなかったので、

凶事中の幸いだったということにしておきます。




さて、

この日最後に到着したゲストは

ハノーファーに住むバイオリニストの香奈さん(出会いの顛末はこちら→ ここ )と、

ジュネーブ在住のヴィオリストのツバサさん。

この二方とアユムさんは何と芸高時代からの同級生だとか!!!


香奈さんもこの日スイス北東部のサン・ガレンで大事な要件があったついで(?)に

ジュネーブのツバサさんを訪ねたそうで、

衝撃的なうれしい偶然でした。



夕食はマダムマキコとバーバラのPiguetファミリー作のムール貝のワイン蒸しとサラダ、

ツバサさんの鶏のから揚げが前菜。

どれも唸り声もので、味覚にも心にもおいしかった。


で、この日のメインは

日本人だらけの集まりだし、冬ということで、

鍋の予定でいたようで、

ひとしきり前菜をたいらげたところで

マダムマキコから

「じゃあ豊さん、鍋お願いね。」

と、衝撃の鍋番長の任命が笑!


もちろん材料の下準備は

早めに到着したメンバーで一緒していたのですが、

まさかの直前丸投げに面食らいながら、

もちろんやぶさかでもないもんで、

ジュネーブにて純和風の鍋を作りましたとも!


すっかり写真撮り忘れましたが。。。


どうにかみなさんのお口にも合ったようで、

ほっと一息でした。

マダムマキコには日本料理店の開店を迫られたり笑


ムティエのPiguet家に行く度にみなさんのために何か料理してるんですが、

まさかジュネーブで、メインディッシュを用意するとは。

まぁ料理は泊まり賃みたいなもんで、

作る僕もいつも100%楽しんでやってるんです。



意外と?湿っぽい話になることもなく、

楽しく深夜までパーティは続き、

この日は終了。



実はこの週の水曜日に、

「はて、岡本さんはいつまでジュネーブにいるんじゃろうか?」と、

ふと気になって急に電話したら、

その週末にもう出ちゃうし、土曜日は関係者集まってパーティする予定と聞いて、

迷わず押しかけ参加をさせてもらった次第だったんですが、

直感的に電話し、

しかも無遠慮にジュネーブまで押しかけて、

本当に良かった!


人の縁の不思議さを感じて、感謝してやまない夜でした。