さて、Zermatt旅行記の続きです。
前回ひたすら紹介したマッターホルンはもちろんZermattのハイライトですが、
今回はちょっとばかし違った毛色で。
ただの雪原ではなく、
ヨーロッパ最高地点の展望台の眼前に広がる氷河です。
もっと氷河らしさあふれる写真があればいいのですが、
何せ白くてでかいもので、この程度で。
で、この氷河ですが、
わざわざ氷河をくりぬいています。
氷壁を触ってみると、
氷の温度がよっぽど低いのか、
しばらくは氷が溶けず手が濡れないという不思議な感覚。
こういう観光地でお約束のB級見世物として、
氷の彫刻が数体。
ミケランジェロの彫刻とかマッターホルン形はまだ良いとして、
なぜか仏像まで。。。
しかもやたらたくさんいるアジア人観光客が
熱心に手を合わせている光景が
何とも奇妙なものでした。
実際Zermattはアジア人だらけで村をあるいてても少しげんなり笑
中でももちろん一番多いのは日本人でした。
メインストリートでは視界に日本人が入らないことはほとんどないくらい。
しかし、他の国の観光客と比べると日本人はやはり行儀がいいですね。
さて、Zermattには古い木造建築もたくさん残っています。
どの建物も基本的に丸太組みなのですが、
ヨーロッパの他地域と同様、広葉樹を乾かさずに使っていたようで、
相当がたがたになって崩壊寸前のものも多数。
残っている建物もいろんな不具合だらけで、
激しく寒い地域なのに、改善する知恵はなかったのかといささか疑問が残るのでした。
現代に旅情を感じるには持って来いなのですけどね笑
そしてそして、
今回山以外で一番ぐぐっと来たのは、
この建物自体は30年ほど前に建てられた(はず)のですが、
屋根は伝統的な技法そのままです。
ばらばらの大きさのスレート板を
板のエッジのラインを揃えて並べていっているのですが、
これが一定の規則の中でのランダムな模様を成していて、
めちゃくちゃきれい。
各板の厚みももちろんばらついてて、
ほかに見たことのない模様を作っていました。
一見単純そうですが、実際こうやってばらばらの板を並べるのって、かなり難しそう。
結局自宅に帰ったのは日曜の夜23時で、
今週は週明けからちょっとばかし疲れ気味のまま。
急にようさん山歩きをしたせいで、
古傷の足首がひどく痛むのです。
でも最高に楽しい週末旅行となって大満足。