さて、Zermatt旅行記の続きです。


前回ひたすら紹介したマッターホルンはもちろんZermattのハイライトですが、

今回はちょっとばかし違った毛色で。


まずはこちら↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !


ただの雪原ではなく、

ヨーロッパ最高地点の展望台の眼前に広がる氷河です。

もっと氷河らしさあふれる写真があればいいのですが、

何せ白くてでかいもので、この程度で。


で、この氷河ですが、

実は中を歩けるのですよ!↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !

わざわざ氷河をくりぬいています。

氷壁を触ってみると、

氷の温度がよっぽど低いのか、

しばらくは氷が溶けず手が濡れないという不思議な感覚。


こういう観光地でお約束のB級見世物として、

氷の彫刻が数体。


ミケランジェロの彫刻とかマッターホルン形はまだ良いとして、

なぜか仏像まで。。。

しかもやたらたくさんいるアジア人観光客が

熱心に手を合わせている光景が

何とも奇妙なものでした。

実際Zermattはアジア人だらけで村をあるいてても少しげんなり笑

中でももちろん一番多いのは日本人でした。

メインストリートでは視界に日本人が入らないことはほとんどないくらい。

しかし、他の国の観光客と比べると日本人はやはり行儀がいいですね。



さて、Zermattには古い木造建築もたくさん残っています。

中でも特徴的なのはスレートの大盤のねずみ返しのついた倉庫↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !



どの建物も基本的に丸太組みなのですが、

ヨーロッパの他地域と同様、広葉樹を乾かさずに使っていたようで、

相当がたがたになって崩壊寸前のものも多数。

残っている建物もいろんな不具合だらけで、

激しく寒い地域なのに、改善する知恵はなかったのかといささか疑問が残るのでした。

現代に旅情を感じるには持って来いなのですけどね笑


そしてそして、

今回山以外で一番ぐぐっと来たのは、

この地方の伝統的な屋根の葺き方です↓
ごとうゆたかのNoch einen schritt weiter !


この建物自体は30年ほど前に建てられた(はず)のですが、

屋根は伝統的な技法そのままです。

ばらばらの大きさのスレート板を

板のエッジのラインを揃えて並べていっているのですが、

これが一定の規則の中でのランダムな模様を成していて、

めちゃくちゃきれい。

各板の厚みももちろんばらついてて、

ほかに見たことのない模様を作っていました。


一見単純そうですが、実際こうやってばらばらの板を並べるのって、かなり難しそう。



結局自宅に帰ったのは日曜の夜23時で、

今週は週明けからちょっとばかし疲れ気味のまま。

急にようさん山歩きをしたせいで、

古傷の足首がひどく痛むのです。


でも最高に楽しい週末旅行となって大満足。