喉がカラッカラになって、またもや早朝に目が覚めました。

昨夜は所々で地吹雪だったけれど、今日は良いお天気。

このままだと帰る頃には雪娘の干物が出来上がりそう!

テレビからランケーブルをちょっと拝借して、

朝からネットをつないであれこれ調べ物をし、

朝食は昨日トラックステーションでのランチの時に一緒に買って

テイクアウトしてきたTOBLERONE(スイスのチョコレート)を使った

チョコレートデニッシュを半分ずつと、


雪娘の Happy Kitchen Days


日本から持参したカップ麺。

カップ麺には意味があって、残りのスープに昨日買っておいた

ルッコラとベビーほうれん草を入れてしばし放置すると程良く

火が通って味もついて美味しく食べられるという、

旅の自炊の便利食材なのさ♪

今回はコンセントにつないで水に挿すだけでお湯が湧かせる

ミニクッキングヒーターを持ってきてるのでキッチンがなくても

これ位の調理なら楽勝。


良いお天気の中、今日も6:42(スウェーデン時間)ドライブ開始。

最初の目的地はキールナという大きな街の近くにある

スウェーデンの有名なウィンターリゾートである「ユッカスヤルビ」。

昨日とは打って変わってもう少し雪深く、全体的になだらかな

丘陵地帯で、針葉樹林の中に白樺が混ざるような景色。


雪娘の Happy Kitchen Days

ごくごくたまに小さな街というか集落がぽつんぽつんと出てきて、

その家々がまたフィンランドとは少し違う趣で、

とてもカラフルで可愛らしい。


雪娘の Happy Kitchen Days


道路脇の雪にはあちこちキツネやウサギなどの足跡が点々と。

そう言えば、スウェーデンにもやっぱりオービスが有る。


雪娘の Happy Kitchen Days


フィンランドとはちょびっと違って、スリムな縦型がスタイリッシュ。


雪娘の Happy Kitchen Days


北極圏に入った所でちょっと記念撮影。


雪娘の Happy Kitchen Days


12時過ぎ、ユッカスヤルビのアイスホテルに到着。

その名の通り、ホテルの建物全てが雪と氷でできたホテル。


雪娘の Happy Kitchen Days


ベッドも、ソファーもテーブルも、バーも、そのグラスまでが氷!


雪娘の Happy Kitchen Days


氷のベッドにトナカイの毛皮を敷いて、寝袋に入って寝るらしい。

勿論暖房なんてものはない。馬鹿高い値段出してそんな快適とは

遥かにかけ離れた環境で寝たいとは思わない私達は、

その美しいホテルをせめて見学だけでもしていこうと言うわけ。

ちなみにこのホテル、普通の温かい建物の客室もある。

氷の客室は冬季だけで、春になったら取り壊してしまって、

その普通の客室だけで営業しているんだそうな。


アイスホテルの客室に入ってみるとなんだかちょっと獣臭い匂い。

もしかしてベッドに敷かれた毛皮が匂うのかな???

それにしても、それぞれ題名がつけられた客室のデザインの

凝り方ったら半端ない。それぞれに作者の名前が彫られていて、

中には日本人がデザインして作られた客室なんかも。


雪娘の Happy Kitchen Days


やはり日本人らしい繊細な作り。

クジラのお腹の中をイメージした部屋や宇宙をイメージした部屋、

プラネタリウムみたいに天井にオーロラを再現した部屋等々。

やはり泊りたいとは思わなかったけれど、一見の価値は十分に有り。


色々なアクティビティもやっていて、目の前の湖(川?)を

スノーシューやノルディックスキーで散策したり、

私達が湖畔まで行った時には、

ちょうど3つの犬ぞりチームがツアーに出発。


雪娘の Happy Kitchen Days


12頭引きの立派な犬ぞり。

俺は行くぜ俺は行くぜ!と早く走りだしたくて

うずうずしちゃってるハスキー君達、可愛かったー!

私達はもう犬ぞりは前回のフィンランドで3時間ツアーを

ちょっと贅沢にプライベートで楽しんだので、今回は犬ぞりは無し。


スキー場近くの街でスポーツショップの店員さんに

お勧めのランチのお店をきいて、

地元の人がよく行くリーズナブルで地元の食材を使う

美味しい”Cafe Safari"というお店を教えてもらい、


雪娘の Happy Kitchen Days


スモークサーモンのラザニアと、


雪娘の Happy Kitchen Days


トナカイ肉添えのキッシュで遅めのランチ。


雪娘の Happy Kitchen Days


どちらも少し塩味がきつかったけれど、どちらも美味しくて

情報をくれたスポーツショップの店員さんに感謝。

スウェーデン語に四苦八苦してる私達に、

実は英語メニューがあるのよと

笑顔で助けてくれたお店の店員さんにも感謝。

北欧の人はみんな優しくて親切だから好き!

美味しそうなケーキを二つテイクアウトしてきた。


そこからフィンランドとの国境まで走る間に立派な角のトナカイさん

計4頭をとうとう発見!一応高速道路なので、Pマーク以外では

故障でもない限り止まれないので、100キロでの走行中じゃ

やっぱり写真は間に合わず。残念!


Kaaresuvantoという街のスウェーデンとフィンランドの


雪娘の Happy Kitchen Days


国境(橋)を越したすぐの所のガススタンドに車を止めて、


雪娘の Happy Kitchen Days


ちょっと歩いて国境橋に戻り、2か国の境目で記念撮影。


雪娘の Happy Kitchen Days


冬の間は橋を渡らずとも凍った川の上を歩いても行ける。

実際その国境の川を犬を散歩させながら歩いている人がいた!


そこから国境の川に沿ってずっと北上。

途中でふさふさの毛皮を着たキツネ君発見。

車のスピードを落としたら一瞬こっちを振りむいてくれた。

でも、やっぱり撮影はできず。


だんだん変わった形の山らしきものが見えだしてきて、

サーナ山が目の前に迫った所で


雪娘の Happy Kitchen Days


キルピスヤルヴィに19:00到着。

本日の走行距離は、氷雪路を 615.1km。

これで2日間の走行距離は、1401.6km。

今日から3泊はツンドラリゾートの貸しコテージに宿泊。

かっこいいログハウスにチェックインし、

お夕飯は勿論買ってきた食材で自炊。


雪娘の Happy Kitchen Days


野菜スープパスタ、ポテトサラダ、

ルッコラと法蓮草とトマトのサラダ、

ライ麦パン、トナカイ肉のハム。 


食後に色んなデータページを開いてオーロラの出現を待つが、

アクティビティミニマムだって!最低って、、、

確か数年前にもきいた気が。

吸い込まれるような美しい空に、肝心のオーロラは無し。

今日はもう諦めて寝よう。

明日こそは!!!


おやすみなさい。