今回の記事は多少グロテスクな表現が含まれていますので、お食事中の方や苦手な方はこのまま閉じてくださいませ。
あー安心した。
心底安心した
以前書いていた検査を昨日受けてきまして、先に結果を言ってしまいますとザッツライ!でした。
何の検査かというと大腸の内視鏡検査。
もう6~7年前になりますか、大腸に大量のポリープ(過形成ポリープ)が見つかりました。
血便が出たのであわてて消化器科を受診し内視鏡検査を受けると、腸内は水玉模様
検査中に青い色素で腸壁を染めるとポリープ部分は白く浮き上がって見えるんです。
それ以来毎年内視鏡検査を受けていたのですが、福岡に来てからどこの病院で受けようか迷っているうちに妊娠・出産・育児生活に突入し、そのまま放置状態に。
10日ほど前から原因が思い当たらないのにお腹がゆるく、出たモノの状態が素人目にもよくなく、「放置していた間に悪化したんじゃないか」と急に不安になって急いで検査を受けることにしました。
とはいえ外来受診してその日にすぐ受けられる検査ではなく一週間の猶予があったため、この一週間が本当に憂鬱でした。
検査までに時間があるといろいろ悪い想像をしてしまいますよね…。
お腹の調子はその後回復したものの「いーや油断しちゃいかん」と毎日考えていました。
さて肝心の検査ですが、検査をお願いしたのは自宅に近いクリニック。
ここは内科の他に胃腸科や肛門科・消化器科もあって、HPを見ると内視鏡検査の実績が豊富。
もう少し自宅から距離があるクリニックと迷ったのですが、おちびたちのことがあるので自宅に近いこちらのクリニックに決めました。
内視鏡検査を受けるには大腸内をきれいにしておかなければいけないため下剤を服用するのですが、自宅で飲んでからクリニックに行く方法は育児中の身には厳しいためクリニックで飲む方法を選択。
この場合は2日前の夜に錠剤を、前日の夜に水剤を服用し便をやわらかくする準備が必要です。
そして検査当日、クリニックの予約時間の1時間前に家を出てまずおちびたちを託児所に預けに行きました。
これまで託児を利用したのは2~3時間。
今回は検査なので余裕を見て5時間。
ちょっと長めだしちびたは保育士さんに抱っこしてもらった直後から号泣で、託児所を出ても外まで泣き声が聞こえて私まで涙が出そうでした
「私が健康でいることがちびたやちびこのため」とぶつぶつ呟きながらクリニックまで小走りで向かいましたよ。
クリニックに到着後すぐに下剤の服用開始。
200mlの下剤を10分間かけて飲む…を繰り返して最終的に1800ml飲みます。
これがねー、けっこうきつい。
半分くらいまでは雑誌を読み読み余裕で飲めましたが、だんだんお腹がいっぱいになるし口の中は粘っこくなるしトイレにも通わなきゃいけないし。
病気でお腹がゆるいわけではないので痛みはないものの、だんだん200mlを10分間で飲むというペースが厳しくなるんですよね。
服用開始から2時間少し経ってやっと排泄物に固形物が混ざらなくなり、「では検査室に移動しましょう」とGOサインが。
麻酔をするかどうか聞かれ、検査後の回復が早い無麻酔を選択していざ検査台へ。
この無麻酔という選択………大間違いでした
スコープが直腸に来たくらいまでは大丈夫なんですが、曲がった部分を通す時がかなり痛い!
それでも一回目は何とか我慢しましたが先生から「今のよりもう少し痛いのが何度かありますけどどうしますか?」と聞かれ。
「麻酔を…麻酔をお願いします…」と即白旗状態でした
左腕の血管から点滴で麻酔を入れてもらい、「ずいぶん楽になったでしょう?」と先生から言われ……気がついたら検査終わってました。
看護師さんたち、器具を片付けてました。
「ご気分悪くないですか?」と聞かれ「もう終わったんですか?」と逆質問する間抜けな私。
こんなにすぐ終わるなら初めから麻酔してもらうんだったよ。
無麻酔よりは回復が遅いと言われていましたが特にそんなこともなかったし。
「お子さん預けているなら早く帰りたいですよね」と、着替えた後すぐに診察室に呼んでいただきました。
どんなこと言われるだろう、ポリープいくつか切りましたよとか言われるかな、腸壁ただれてたりして…と頭の中でいろいろ考えつつ診察室に入ると。
先生から開口一番「何もないきれいな腸ですよー」と言われました
患者用のモニターで検査中に撮影された腸の画像を見せていただきましたが、確かにきれい。
「これ私の腸ですか?」とまたもや間抜けな質問をする私。
「過形成ポリープがあったと伺っていたのですが全然ないですね。今回の下痢はたまたまストレスとか体調が悪かったかで腸に負担がかかって起きたんだと思います」とのことでした。
「過形成ポリープって自然に治るものなんですか?」と聞くと「過形成タイプは一時的にできる場合が多いので腸の状態がよくなれば消えますよ。がんに進行することもありませんし」と。
この状態なら2年ごとの検査で十分とも言っていただきました。
そっか…。
過形成ポリープが見つかったのは子宮頚部異形成の手術をした2ヵ月後。
やはり大きなストレスが心身ともにかかっていたんでしょうね。
これまでずっと自分はポリープを抱えているという意識でいたので、予想外の結果に嬉しいながらもとまどいがあります。
でもこれでひとつ持病だと思っていたものがなくなってほっとしたのも事実。
ついつい散歩がてらマックやらミスドやらに寄ってしまうけど、せっかくいい状態に戻っているからこれからは少し控えて、野菜たくさん食べるようにしようっと。
クリニックを出た後は急いでおちびたちを迎えに行きました。
今回利用した託児所はご近所のお母さん方の評判がよかったので決めたのですが、料金はちょいお高め。
ビジターだと1100円/時かかります。
うちは2人いるから2倍…上の子どもは30%OFFとはいえかなりの出費でした。
メンバーになる場合は850円/時ですが、初回に年会費やカード発行費(ここは利用時間をプリペイドカードで管理します)で3000円がさらに必要です。
2人だと初期投資として6000円。
この託児所がおちびたちに合うかどうか分からない段階で支払うには勇気のいる額なので、今回はビジターとして利用しました。
保育報告書はきちんと書かれていたしお迎え時にも口頭で説明してくださったのはいいなと感じました。
逆に、受付や精算の業務があまりスムーズでなく預けたりお迎えに行った時混んでいるとかなり待たされる点は今いちな感じ。
まあ保育そのものがしっかりしていればこの点は妥協できる範囲かもしれませんね。
ちびたは泣いていた時間が長かったようですが持参したお昼は完食。
さすが食いしん坊、ぬかりない。
ちびこは年上のお兄ちゃんたちに遊んでもらったようであまりぐずらなかったようですがお昼はほとんど食べず。
どちらが気が大きいのか小さいのかよく分からん
14時を過ぎていたので私のお昼とおちびたちの早めのおやつを兼ねて公園で軽く食事をした後、スーパーで買い物をして帰りました。
帰宅するまでの間、麻酔は完全に切れてはいたものの検査時に腸をふくらませるために入れた空気のせいでお腹が張りっぱなしだったのがつらかったです。
下剤が残っていたのか夜もまだお腹がゆるいままでした。
幼い子どもをもちながら自分の健康管理をするのってほんと大変。
つらいから、だるいからといって横になって休めるわけではないから。
帰宅後はちびこの猛烈な散歩に連れてけ攻撃を受けまして、マンションの敷地内で30分ほど放し飼いに。
ちびこは自分で歩けるのだから手押し車がないと歩けないちびたに譲ってやればいいのに…というのは大人の勝手な意見ですか。
仲裁が大変なんですけど。
なぜか歩くスピードを制御してちびたの後ろをついていくちびこ。
そうそう、そうやって仲良く遊んでね。
ちなみにこの日の服装は長袖ロンパース+オーバーオール。
Tシャツだとだんだん上にずり上がってきてお腹が出るので、ロンパースを着せていると冷え対策はばっちりです。
とにもかくにも気になっていた検査を一つ済ませることができました。
あとは乳がん検診(マンモグラフィー)と子宮がん検診は早めに受けておきたいと思っています。
子宮がん検診は産婦人科で受けられるので託児はいいとして、乳がん検診の時はまた違う託児所を利用するつもり。
いざという時ここに預けようという、保育内容的にも利用料金的にも納得のいく託児所を今のうちに見つけておきたいので。
大腸がんは年々罹患者が増えてきて、40代の女性が特に多いそうです。
女性がかかりやすいがんの上位にも上がっているとか。
初期にはほとんど症状がなく、血便や粘液便等の症状が出た時は進行していることが多いらしいので、子宮がんと同様内視鏡検査を数年に一度は受けることを皆さんにもお勧めします。
母が健康でいることが子どものため。
積極的に検診行きましょうね!