7月24日。



昨晩は9時ごろには寝たと思う。


夜中、暑くて目が覚めた。

12時50分。


1時30分と2時30分の2回

起こしますからねと山小屋の人が言っていたっけ。


でも、起き出して食堂に行ってる人がいる。


私達もしばらく横になってうだうだしていたけど

起きることに。


頭が少し痛い。

ぼーっとする。


体も何だかだるくて動かない。

何とか、だらだら用意して。


1時40分。

頂上目指して、山小屋を出発する。


ここまで来たら、絶対頂上に行きたい!


下江戸屋のちょっと上からは

吉田口から来る人と合流するので

渋滞する。


想像以上の渋滞だった。

なかなか前に進まない。


頭も少し痛いので

携帯酸素を頻繁に吸い。

酸素タブレットも頻繁に食べる。

深呼吸もこれでもか!というぐらい

沢山する。


上を見上げると

満天の星。


なんと綺麗なんだろうか。

こんなに綺麗な満天の星空。

初めて見た。



亜子さんは流れ星を3回も見つけていた。

私も、見上げるけど。。。

見上げすぎて、重たいリュックと相まって

後ろにそっくり返りそうになる。

あぶね。


なかなか前に進まない中。

私は、もう涙がとまらない。

岩をつかみ、一歩一歩噛み締めながら

登っていた。


「お父さん。私を頂上に連れて行ってください。守ってください」

と何度も何度もお願いする。


本当に、守られている気がして

余計に涙が出てくる。


絶対行けるよね?

お父さんがついてるもんね?




段々、夜が明けてくる。

日の出までに間に合うのだろうか。。。


頂上から「あと5分で日の出だよーー」

と声がする。




何とか間に合った。

着いた。。。

夢にまで見た頂上に。




美しい。。。

言葉にならない。


無事頂上に来れたんだ。私。

お父さん、やったよ!

見える?





みんな、思い思いの場所で
日の出を待つ。




あ!
見えてきた!!

歓声があがる。

涙が静かに溢れてくる。

号泣するかと思ったけど。
想像と違っていた。

登りきったという喜びと
安堵感と、
見たことのない綺麗な景色に圧倒され。

ただただ静かに涙がつつーーっと流れ落ちる。




言葉にならない。

この美しさは。
自分の足で登りきらなければ
決して味わえないものなのだ。

ありがとう。
何度もそう思う。




やったりました!!!