ある晩。


彼は、まー様の向かいの草むらで

ごそごそしてる所を

近所のご主人に発見され

警察に通報された。


なんでも、雪国なので

外に灯油のタンクが各ご家庭にあり

そのタンクの灯油がここのところ減りが早い。

何か泥棒されている気がする。。。

と、その家のご主人は警戒している最中だったようだ。


灯油泥棒を捕まえたぞ!!と思いきや

「嫌、違います!。俺は、○○さん(まー様)の部屋を覗いていただけです!!」

とはっきり言いきったそうだ。


びみょーである。

どっちにしろ、駄目じゃーん。


その日の晩遅く。。。

警察が、まー様の部屋へ。


「○○さん、この男をご存知ですか?」


当然、名前など知らなかったので

知りませんと答えると


「実は、○○さんのお部屋を覗いていたようなんです。」


「ええ!!!!」


後日。。。


取調べを実際にした刑事さんが来たそうだ。


彼女の物まねでは

なかなかの刑事っぷりであった。


「やっぱり、おまわりさんと刑事さんって違うよ!

眼光が鋭いし!」

と興奮気味に私に説明。


その刑事さんとの会話の中で。


「まー、やつも小物なんで、私がきつく言っておいたので

もう、○○さんに迷惑かけるような事はしないと思います。

○○さん30代ですよね?何か好きだったみたいですよ。

一目ぼれみたいです。」


と言われ。

まー様は大興奮。


「刑事さん!私50ですよ!50!

余生を静かに過ごしたいと思って、最近地元に帰ってきたばかりなんです!

犯人に、○○は50だと教えておいて下さい!

余生を静かに過ごさせてくれと言っておいて下さい!」


と刑事さんに熱弁したそうだ。


刑事さんも

「え!○○さん。50ですか!見えませんね!」

と言われ驚かれたそうだ。


一部始終話を聞き

「え?まー様、それほんとに言ったの?刑事さんに?」


言ってやったよ!

もうほんとに、あったまきちゃう。


まー様

面白すぎです。


余生って。。。。


しかも、30代に間違われたことに

そんなに怒るなんて!


まー様。

怖くて仕方なかったよね。

ごめんね。

あんなに大爆笑して。


それから彼女のところに遊びに行く度に

にらみを利かせている、りんごであった。。。