セルフエステあるいはコエックス、インナー・ビーイング | Hack or Fuck ?

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photo credit: Denis Collette...!!! via photopin cc

久々に、CO-EXが起きた。

久々と言っても、今ではある程度コツをつかんだのでいつでもできると言えばできるのだが、なぜか毎日やろうとは思わない。

で、CO-EXとは何かだが、こことか、ここを参照してほしい。


…と、まあそんな感じの現象がまた起こった。

今回は両手が勝手に腹部のマッサージを始めた。ちょっとしたエステにかかったようなものだ。ちょうどこんな感じだ。▼


ここのところ腹回りの脂肪が気になっていたので、どうやらそれに応えてくれたようだ。おかげで短時間で数センチ腹回りがすっきりした。

誰が…?

こじつけと言われれば特に否定しないが、「引き寄せの法則の本質」という本を読んでいて、もしかすると、CO-EXを起こしているのは「内なる存在」なのかという気がしないでもない。

本によると、「内なる存在」とつながりたければ、毎日、15分から20分の時間をとって、心を鎮める必要があるという。つまり瞑想によって内的世界のエネルギーとの同調を許容・可能にするのだという。

やがて筋肉がひきつったり、肌がむずむずしたりする身体感覚を覚えるようになるだろう。この感覚はエネルギーの同調が進んでいる証拠であり、~中略~もし自分で動かそうとしないのに動きが生じたら、例えば手や足や頭が動いたり、指やつま先が小刻みに震えたりしたら、エネルギーの同調が対話のプロセスを始められるところまで進んだことを意味する。/「引き寄せの法則の本質」p73~74より



引用した部分を見る限り、こうした「身体運動」はCO-EXに酷似していると思う。

もしそうであれば、自分も「内なる存在」との対話ができるのだろうかと期待心が疼く。期待心が妄想で膨らみ始める。

「そのうちおれもチャネリングとかできるようになったりして、そうしたらそれを手記にまとめ、KDPセルフパブリッシングで出して、そこそこ売れたらその金で、裂けてスポンジがはみ出したバイクのシートを新調して、ついでにウインドスクリーンもショートに替えて、あ、その前にブレーキパッドも交換しないとな…ブレーキパッドと言えば、iPadもこの際ほしいな…でもMacBook Airの方がいいかも…ついでにクルマもあった方がいいな、車中泊できるやつ……」

というような妄想はさておき、今回のCO-EXはこれまでとは若干違っていた。

どう違うのかと言うと、プロセスの最中にトイレに行っても、タバコを吸っても身体の「奥」の方で「ボリューム」こそ低くなりはしたものの「それ」は途切れることなく続いていたという点だ。例えるなら、聴こうとすれば聞こえるが、気にしなければ気にならないBGMのようなものだ。(ただし、今この記事を書いている時点では、そのBGMですら聞こえない)

で、そうしたプロセスが続いている間というのは不安、悲しみ、寂しさなどというネガティブな感情は一切起こらない。ただひたすら心地よい至福感に包まれている。だからと言って思考がなくなるわけでもない。

あらゆる思考はバブルである。そしてプロセスは音楽に似ている。

プロセスに包まれたおれは、思考という泡がブクブクと生まれ、やがて消えていくのが見える。

おれは宙の一点を見つめて飽きることがない。

その間にも入念に腹部のマッサージを続けていた両手の動きが次第に緩慢になっていく。

やがて「セルフエステ」はフェイドアウトしていった。入れ替わるように誰かがインターホンが壊れたまま放置してある玄関のドアをノックする音が聞こえる。

出てみると、たまに来るキリスト教系の青年だった。年配の男性と一緒だった。

「今日はこのパンフレットをお持ちしました」

穏やかな表情を浮かべながら、青年クリスチャンはおれの目の前でその小冊子のページをめくり、

「聖書には日々の生活に役立つ言葉が散りばめられています」

と言い、一説を読み上げる。

「…次の日のことを決して思い煩ってはなりません。次の日には次の日の思い煩いがあるのです……どうぞ差し上げますのでよかったら読んでみて下さい」

手渡された小冊子の表紙には、「マタイによる福音書」と書かれてあった。

メッセージはいたるところに存在している。



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