プラハのディティール
プラハは、世界遺産の町で、たくさんの塔があるので「100塔の町」とも呼ばれているそうです。
街中のちょっとした所にも、美しさを感じました。
検索していたら、プラハのことが画像入りでコンパクトにまとめられているサイトを見つけました。
●「同志社交響楽団プラハ公演」のページ
http://kyoto.cool.ne.jp/doukyou_puraha/praha.htm
歌舞伎-連獅子も!
牛若丸 の次の演目は、有名なあの連獅子でした。
演じていたのは松本幸四郎と、市川染五郎親子です。
華やかな衣装と振り付けに目が奪われました。
一度生で見てみたいと思っていたので嬉しかったです。
この2人、歌舞伎以外の所で見る機会が多かったので
「本当に歌舞伎役者さんだったのね」という新鮮な驚きもありました。
歌舞伎の素養は全然ないのでイヤホンガイドの説明を聞きながらの観賞でしたが
色々なことを学びました。
例えば効果音には、状況を説明するための決まった音があること。
どこどこどこ・・・という太鼓の音は、山奥ふかい場所であるという意味だったり、
ちりーんという不思議な音は蝶が飛んでいることを現すということ。
獅子の体には虫が住み、日に3度猛烈なかゆみをもたらすため、
獅子はあのように激しく踊りまわること。そのかゆみは牡丹の花の露が静めてくれること。
そういうことから、獅子、牡丹、蝶は昔から決められた組み合わせであること、などなど。
子供のころ、「歌舞伎の舞台上で黒は見えないものとする」と
知った時の感動を思い出しました。
要は、黒子というのは舞台にいるけれども、
客はそれを「見えないもの」として楽しむ。
その「演じる人と見る人との約束」を、粋だなあと思ったのです。
そんなことを思いながらふと横を見ると、
牛若の舞台を終えた中村鷹之資ちゃんが、
すっかり着替えた格好で見に来ておりました。
普通の子供がTVを見るみたいに、フツーに歌舞伎見てる!
梨園の子なんだなあーとしみじみ感じました。
結局、鷹之資ちゃんにもっていかれた歌舞伎観賞でした。
本日の立ち読み。
本屋さんが好き。
大きな本屋さんが好き。
大きくて新しいともっと好き。
本を選んでいる人の表情が好き。
静かなのにみんなわくわくしている。
だからふらふらと行ってしまいます。
立ち読み、します。
買って帰らないけど心に残った本や雑誌の記事。
買って帰らないからこそ忘れたくない文章。
そんなことも、書いていくことにします。
顔見世大歌舞伎-おちび役者披露!
この日見た4つの演目の中で一番気に入ったのは
「鞍馬山誉鷹(くらまやまほまれのわかたか)」、牛若丸がでてくる狂言です。
なんと言っても牛若丸がキューーーート!
たった6歳のおちびが白塗りで現れ、ひたむきに演じる姿は可愛らしく
客席は微笑みで満ちていました。
舞台上にいる他の大人たちも
何となくはらはらしながら見守っているように見えましたし、
牛若が身軽に空を舞うところなどは、
後見人という黒の裃を着た大人が抱き上げたり(笑)。
全体にカワイイ感が溢れていました。
この演目は、この牛若を演じるおちび役者、
中村大改め初代中村鷹之資(たかのすけ)のお披露目もかねてということで、
舞台上で挨拶もありました。
ちょこんと座って、ていねいに頭を下げて。
床についた真っ白い手のふくふくしたこと。
彼の屋号「天王寺屋!」がさかんに飛び交い、
「よくできました!」なんて言っている人もいました。
梨園に生まれた小さな小さな男の子。
また、見に来ますよ。