感染症の発生に大騒ぎになっていますね。

 

これが動物だったら感染した個体とその周囲にいた者たち全員が「殺処分」所謂「皆殺し」ですよね。

どうして人間は殺処分しないんでしょう?同じ命の重さを持つ動物同士、人間だけが殺処分されないのは不公平なのでは?

 

感染した牛や豚や鳥たちは治療も隔離もされません。全く感染してない動物たちも予防対策は一切取られない。待っているのは「殺処分」のみ。ただ感染した個体の傍にいたというだけで有無を言わさず殺してしまう。

 

「殺せ」と命令した人、殺す人の気持ちを考えていますかね?自分が手塩にかけて育てた、いわば「大切な子供たち」を目の前で殺されてしまう人たちの気持ちを考えていますかね?そして何よりも、全く抵抗できずに殺されていく動物たちの気持ちを考えていますかね?

 

何千、何万と殺された牛たちは、豚たちは、鳥たちは、「私たちは元気なんですよ。まだ感染していないから健康なんですよ。お願いです殺さないでください。お願いします、私たちを殺さないでください。」必死に懇願しているその悲鳴を聞いてか聞かずか、黙々と、そして、淡々と殺していく。殺された牛たちは、豚たちは、鳥たちは、前世は人間だったかもしれない。たまたまこの世に牛として、豚として、鳥として生まれてきただけで、その「魂」は人間であろうと動物であろうと花であろうと水であろうと、重さは同じなんです。

 

どうして人間のことは必死に助けようとするのに動物たちのことはいとも簡単に切り捨ててしまうのでしょう?排除することばかり考え、救済することを考えない。私には人間の単なる「驕り」にしか思えません。

 

些細な動物の虐待にも大騒ぎする動物愛護団体の皆さん、あなた方が全く感染していない健康そのものの動物を何故必死に守ろうとしないのか大きな疑問です。本当に動物を愛する気持ちが強いのなら、罪もなくもっともっと生きられる命を無残にも奪われていく牛たちを、豚たちを、鳥たちを何としても救うぞという強い気構えを持って欲しいものです。