デッドエンドの思い出/吉本ばなな


【 デッドエンドの思い出 / よしもとばなな 



 『カンごころ』 の miniさん   が紹介されていて、読んでみたくなって買っちゃいました♪


miniさんが言われてた通り、すごくよかったです。

『 人の心の中には どれだけの宝物が眠っているのだろうかー。 つらくて、切なくても、時の流れのなかで いきいきと輝いてくる 一瞬を鮮やかに描いた 5つのラブストーリー 』

と帯に書かれてる通り、5つの短篇集です。

5つとも、どこか共感できる感情があって、間接的に許されて、一筋の光が見えて…目頭が熱くなりました。

『ラブストーリー』 私が思っていたラブではなく、もっと大きな愛の物語でした。

誰もが抱えているであろう 『つらさ』 や 『切なさ』 。

この本を読んで、

その陰の部分が少し誇らしいような、

優しさって、愛って、そういう部分から生まれてくるのかもしれないって、

強く思えた気がします。

【 本物は 逆境から生まれるのかもしれない 

こんな言葉を思い出しました。

ルノアールもベートーベンも。そして、あなたも私も。

硬くなって放っておいた心の一部を、鮮やかに彩ってくれた、そんな1冊でした。

紹介されていたminiさんに感謝です♪