魔法少女あかり☆マギカ07 | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地
「ふう、おーし次はちなつちゃんだ。
ふふふ、可愛がっちゃうぞw」
(訓練のどさくさにまぎれて、抱きついてやれ)
「はい、でも気をつけてくださいね」
「うへへwいくよっ」

京子は機動力重視モード
ちなつがちなカレー空間を展開

「えっ!?」
「動きが丸わかりです」

ちなカレー空間に飛びこんだ京子

「うぎゃあああああっ!」
「だ、大丈夫ですの?」

ちなカレー空間が消えていく。
京子の全身から出血、毒が体を侵食している。

「京子ちゃん!」
「うぐぐ…」

向日葵とあかりが回復魔法
それでも動けない京子

「だから、気をつけてっていったのに」
「ちなつちゃん、やり過ぎだよ」
「加減したのよ」
「何て威力ですの…
私たちとレベルは変わらないのに」



ちなつ 9
京子  10
向日葵 9
あかり 8


「私の魔法、レベルの3倍くらいの威力があるって」
「そんなことがあるのですか!?」
「ちなつちゃん…」
あかりの回復魔法
ちなつの魔力と体力が回復

「え?」
「ちなつちゃんも疲れてる。
たった一発でそんなに消耗するんだね」
「…そう。だから、慣れるまで
結衣先輩と離れようと思った」
「だから杉浦先輩と一緒だったのですね」
「うん、そろそろ良いかなって…」

ぶぉぉぉぉん

「この気配…魔法痛女さん?」
「こんな時に…しかもなんて魔力ですの!」

夜・杉浦家前

「千歳、準備はいい?」
「ええで」
「姉さん…」
「大丈夫、綾乃ちゃんも一緒やから。
あんたは家に帰るんや」
「わかった、気をつけて」

千鶴は素直に従った。
戦力になれないのは辛い。
だが足手まといになるわけにいかない。

「姉さん、どうか無事で…」


夜、山中の空き家
ノエルが山道を先導する。

「こっちだ、レベル30ちょいの魔法痛女が4体ゲロ」
「厳しいわね」
「うちと綾乃ちゃんなら勝てるで」
「そうね」

ぎぃぃぃぃぃ
扉がひとりでに開いた。

「俺が敵を探ってくるゲロ
隠れているんだゲロゲーロ」
「わかったわ」
「気をつけてな」
「ああ」

ノエルが敵の気配を探る。

「レベル30、31…2体だと?
あと2体はどこゲロ」

………………

「敵は30と31の2体だけゲロ」
「他は隠れているんじゃないの?」
「他の反応は一切ない。
万一があれば俺も戦うゲロ」
「よし、行くわよ千歳」
「うん」


闇の中、隠れている結衣と十兵衛

「ここなら出現ポイントを狙撃できるな」
「敵の推定レベルは50だぉ。
結衣なら楽に倒せるはず」
「油断は禁物だ」
「お供はカエル達が引き受ける」
「そりゃ助かる」


夜の七森中・体育館裏
邪悪な気配が接近

「会長、これって…」
「魔法少女は奴らの好物よ」
「わ、私たちが狙われているんですか!」
「私から離れないで」
「あの、向こうからもう一つ来てません?」
「あっちは…古谷さんたちの気配」
「向日葵!」

ばちばちばち
魔法結界が展開
弓を構えるりせ。

「早く片付けるしかないわね」
「な、何こいつ…」

魔法痛女が汗の腐ったような異臭をまき散らす。
脂肪の塊から、6本の足が生えている。
正面に牙の生えた口。

びちゃびちゃびちゃ

あまりの異臭に嘔吐する櫻子

「逃げ回って、あいつは大室さんを狙うわ」
「は、はいっ!」

ひゅんひゅんひゅん
りせの矢が魔法痛女に刺さる!

「やはりタフね」
「か、かいちょうー」
「足を壊せば!」

大きな矢で足を地面に縫い付けるりせ

「すごい…」
「気をつけて!」

脂肪が触手のように伸び
櫻子をからめとった

「いやああああ」
「くっ!」

接近し連射するりせ
しかし止まらない触手

がぱあ…
正面の口が開く

りせが矢に炎を付与、口に撃ち込んだ!

「ぐごおおおおおおっ!」
「そこが弱点ね」
「ひ…ひぃぃぃ」

櫻子はガチガチと歯を鳴らし
足を尿で濡らした。

炎の矢を口に撃ち込み続けるりせ
魔法痛女が炎上!

「グフゥゥゥゥ…」

消滅、ひび割れた魔石を残した。

「…大室さん、これ使って」
「え…これは…」
「私は古谷さん達を助けに行く!」


茶室前

ばちばちばち
魔法結界が展開
檻のような結界に閉じ込められた。
犬の身体と人間の頭が
鎖でつながっている魔法痛女。

「京子ちゃん、大変だよ!」
「うぐ…」

立つのがやっとの京子

「私たちだけでこんな化け物を…」
「や、やるしかない!」
「ばうぅぅぅぅ」

ちなカレー空間が展開
魔法痛女の突進を阻む

「ぶぎゃあああああ」
「き、効いていますの…今!」

向日葵の起こした突風が足を払う!
バランスを崩した魔法痛女に
ちなカレー空間の追撃!
前足が壊れて、機動力低下

「やった…」

ぐらっと崩れ落ちるちなつ

「ちなつちゃん!」

支えて回復するあかり
向日葵が攻撃するが、決定打にならない。

「ぶるるるるる」
「ひっ…」
「ちなつちゃんは…私が守る!」

京子の剣が死角から襲う!
魔法痛女の目に命中した。
片目を破壊!
飛び散る液体
しかし尻尾が京子を襲う。

「ぎゃあああっ!」

尻尾を受け止めた後に
鉄球のような頭が京子に当たる。

「うぐっ!」
「京子ちゃん!」
「みんな…逃げろ…結界に隙が…」

魔法痛女が傷ついた分
結界に隙間ができる。

「歳納先輩!」
「来るな!」
「ちなつちゃん…ごめん、勝てなくて」
「だめだよ…魔法痛女さん!」
「ばぅぅぅぅ」
「バカ、あかり…」

あかりは向日葵に視線を送る。
ちなつを連れて逃げろという合図。

「赤座さん…すぐ戻りますわ」

動けないちなつを抱えて逃げる向日葵

「ねえ、何があったの?つらかったんでしょ。
あかりでよければ、話を…」


飼い犬の魔法痛女はゆっくりとあかりに近づく。
両手を広げてあかりが言う。

「安心して、あかりはいじめたりしないから」
「あかり…」

呼吸を整えた京子が立ち上がる。
向日葵が戻ってきた。

「赤座さん」
「ここはあかりに任せよう」
「もし、失敗したらどうなさるのですか?」
「私が隙を作るから、あかりを連れて逃げて」
「はい」

京子たちは魔法痛女の死角にいる。
一発当てて逃げるくらいはできる。

「ぐるるるる…」

じゃらららら
頭と体をつないでいた鎖が引っ込み
頭が胴とくっついた。
見た目は普通の犬のようになる。

「良かった、分かってくれたんだ…。
クッキーあげるね」

もぐもぐとクッキーを食べる魔法痛女

「お、おい…また魔法痛女を…」
「凄い…」
「おいしい?もっとあげるよ^^」

あかりはポケットからクッキーの袋を出そうとした。

「危ない!」

魔法痛女の頭が飛び、あかりの脇腹に噛みついた。

「ああああっ!」
「ごくんごくん」

あかりの血をすする魔法痛女
犬の目が快楽に細まる。

「このっ、あかりを放せ!」

傷めた前足を蹴る京子
爆発が起こる!
どぉん

「ぐぎゃあああっ!」
「赤座さん!」

返事はない。

「向日葵ちゃん、早くあかりを外に!」
「はい!」



樹海の祭壇
あかねが鏡を通して、あかりの様子を見ている。

「あかり、大丈夫よ。私が…あら?」


「ぐるるるるるる」

魔法痛女の頭が京子を襲う。
身軽にかわす京子。

「同じ手を何度も、うわっ!」
「歳納先輩!」

魔法痛女の尻尾が京子の足を払った。
転んだ所に、尻尾が京子に巻きつく。
強く締め付けられる京子。

「逃げろ!」
「そんな」
「みんな死ぬよりマシだ!」
「大丈夫…誰も…死んだりしない」
「赤座さん」
「魔法痛女さん、クッキーじゃ足りなかった?
それとも、あかりおいしいのかな…」
「ぐる…」

向日葵のマントが真紅に染まっていた。

「あかりの血…いっぱいこぼれちゃった…
こっちで我慢してくれないかな?
京子ちゃんは、大切なお友達だから…」
「ぐるる…」

あかりの傷をなめる魔法痛女
なんと、血が止まっていく!
茶室に向かうりせ
結界がひび割れるのを目にする。

「浄化した!?一体誰が…」


茶室の中で倒れているちなつ
外から暖かい光が差し込む

「あ…終わった?」

どんどんどん
戸を叩く音

「な、何?」
「赤座さんが大変です。手当を!」
「あかりちゃん!」

脇腹を咬まれ、出血しているあかり。

「救急車は呼びましたわ、傷を洗わないと」
「うん」
「歳納先輩は」
「私は大したことない。あかりを!」


茶室前には
野良犬の亡骸が転がっていた。

あかり離脱
魔法痛女に敗れたら
自分も魔法痛女になるか
二度と目を覚まさない。

犬の魔法痛女の魔石を手に入れる。

あかりと浄化した魔法痛女


レベル

ちなつ 12
京子  13
向日葵 12
あかり 離脱
櫻子  12
りせ  40
綾乃  42
千歳  46
千鶴  11