杉村イズム | 何か色々 憲法&民法ゴロ合わせ跡地
仲間はいた、誰もが俺を称えた。新しいゲームや本は、真っ先に俺のもとに来た。
会ったこともない奴まで「杉村だ!」と反応した。
毎日のように、女から告白された。年上・年下・同級生から「好き」やら「かっこいい」やら「優しい」やら「頭良い」やら「付き合いたい」やら…
やったことのないスポーツでも助っ人をした。やるたびにマスコミやら、他校の女子に騒がれる。
勉強はあまりしなかったが、常に全国1位だった。中学の入学式で、シャレで東大の入試を解いた。正当率98%初めて間違えた。

誰もが俺を称えた。
しかし、俺は孤独だった。
対等に付き合える奴がいない。ずば抜けているがゆえの悩みさ。