今年最後の3連休。
せっかくなのでお泊りツーリングです。
今年こそは行こうと思っていながら、行けていなかった宮城の女川。
連休の予定がポッカリ空いた上に、お天気は良さそう。
前日に急きょ宿を予約して北に向かいます。
AM 6:30 自宅出発
連休のわりに空いている東北道。
紅葉のピークも過ぎたせいでしょうか。
安積PAに給油で寄ると、この先白石ICから先が事故で通行止め。
一つ手前の国見ICで高速を降りてR4を北上。
白石IC付近でチェックすると、通行止めは解除されていたので、再び高速へ。
仙台南道路から三陸道とつないで、石巻河南ICで高速を降ります。
女川に行く以外は、ほぼノープラン。
震災前に行ったことのある所を、ちょっと回ってみることにしました。
PM 13:10 石巻市街
町の中では、懐かしのヒーロー達が迎えてくれます。
道の反対側には・・・
信号待ちじゃありません。
震災で大きな被害を受けた、石ノ森萬画館も被災したとは思えないほどきれいに復活してました。
歩道にバイクを停めて写真を撮っていたので、寄ってきた警備員のおじさんに怒られるのかと思ったら、近くの観光スポットをいろいろ勧めてくれました。
そこで、おじさんのイチオシのかき小屋へ。
正真正銘、石巻のかき!
香ばしくて 美味しい!!
色とりどりの大漁旗
旧北上川の中州のこの地。
反対岸には、あの日多くの人が必死で駆け上がった日和山。
いろんな思いが巡ります。
かきで小腹を満たしてサンファンパークへ。
ドックには立派な帆船。
15時前なのに、すでに日が傾きつつあります。
早めに宿に向かうことにします。
立派になった女川駅。
日帰り温泉も入ってます。
向かいには、おしゃれな商店街を建設中。ちょっと楽しみです。
PM 16:10 Elfaro
本日の宿 Elfaroに到着。
おしゃれなトレーラーハウス。
夏に予約が取れず断念しましたが、今日もほぼ満室。
夕食はひょんな事から、近所の仮設住宅にお招きを受けごちそうに・・・
あの日のこと。
被災された方の今の思い。
ずっと気になっていた人の消息。
お酒を飲みながら、泣いたり笑ったり・・・ 本当にごちそうさまでした。
すっかり飲みすぎて、パタンと寝て翌朝。
まずは、近所の献花台で手を合わせます。
向いの建物は、作業員の方々の宿舎です。
宿の前の沢の欄干。
海から直線で1kmほどあるけど津波の爪痕ですね。
散策と言っても、女川の町はほぼこの状態。
右手の道の先に見えるのが宿。
女川港までいってみようと、googleナビ子ちゃんに聞いてみると道なりに行けば13分で行けるわよと・・・。
でもその道は・・・
津波の通り道。その威力で、ガッタガタに寸断されてまして・・・
結局、迂回をすると37分かかるというので、断念。
宿に戻り朝食をいただきます。
食後に、ゆっくりテラスでコーヒーを飲んで出発の準備。
今日もお天気良さそうです。
まずは、女川港へ。
港から女川の街を眺めます。
以前の町はすっかりリセット。
高台移転ですかね。
また来ます。
帰りは海岸沿いを走ります。
あちらこちらに牡蠣の養殖場が広がります。
魚屋さんでお土産に牡蠣を送りました。
防風林であったろう松がポツリポツリと残る荒涼とした海岸沿いを走っていると、野蒜駅の看板。
立ち寄ります。
震災遺構として旧野蒜駅は残されるそうです。
県道を南下し、松島へ。
松島は大勢の観光客で賑わっています。混雑してるので通過。
松島のはずれで最後の1枚。
仙台北港ICから高速で帰ります。
PM 17:00 無事帰宅 走行距離 831 km
帰りの高速も、詰まる所はあるものの大した混雑ではなく良いペース走れました。
ストールも高速上で1回あっただけ。
それにしても、高速を走るバイクの少ないこと。
もうこの時期に北に向かうライダーは、あまりいないのですね。
震災後、初の宮城でした。
会う人みんなが優しくて、強い。
その強さも、優しさも辛い経験からなのでしょうね。
足を運んで良かった。