今日、長崎原爆の日。
6日の広島原爆の日と同様、原爆投下時刻に黙祷です。


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


9年近くも再演し続けている3人芝居
復興支援舞台「イシノマキにいた時間」のオンラインライブを先日視聴しました。

インターネットのルーターのすぐ横で観たのでWi-Fi環境はバッチリチョキキラキラ


アーカイブ期間も終わったようなので簡単に感想を。

(左からヤス、ヒロキ、人志)

時は2011年の11月の話
東日本大震災から8ヶ月たった頃の、ボランティアの話です。

舞台の様子
(ヤス役の石倉良信さんのブログよりお借り)


5年ぶりに観るこの舞台、懐かしくもあり新鮮な感じもしました。

そして5年前と同じところでやっぱり泣けましたえーん


田口さん演じる人志は、何度もボランティアに来る「カムバック組」
ボランティアするためにその度アルバイトを辞めて来ている。

仮説住宅へ新聞を届ける仕事でいつもニコニコ優しくぽっちゃり、人のいい人志は
仮説のおばさんやおばあさんたちに慕われ「食事していきなさい」という親切を無下に断れない。

芝居のやり取りの中で、舞台には現れない親切な地元の人たちの暖かさまでも感じられた。

ボランティアの場面では
リーダーのヒロキが集まったボランティアたちにテキパキと指示を出す。

ヒロキ役の福島カツシゲさんは、これまでもたくさんボランティアをされているので
実際も同様な感じでやっているのだろうなと思えた。

ヤス(石倉さん)は最初にボランティアに来てから長らく留まって活動をしていて

人志絡みのことでヒロキとちょっとしたいさかい、東京に帰って音信不通になるが
やはり石巻を心配している。
終盤一人での長台詞は胸を打たれる。


ユーモア溢れる体操(365歩のマーチ・アンパンマンのマーチ)は楽しかった爆笑

最初と最後(と途中少し)は、人志が母校の後輩に語る独白、これがまた沁みる。
「支援」とは「支え」「応援する」ことですが「誰かが」ではなく「私が」応援するということ
という言葉が印象に残りました。


前回観た時と違った部分は

劇場で観劇するのは舞台全体が見えて、その中で演じる動きを見ているのだけど

今回は配信ならではのカメラワークで、顔の表情や細かい部分がよく見えて楽しめました。


「ケンスコ」「カクスコ」
前の時は知らなかったけど今回は
「あ、あれねウインク」とピンときた。

去年たった1回だけ、台風の災害ボランティアに行った時に同じグループの人たちが言っていたのでわかりました。

「ケンスコ」は先の尖ったスコップ
(ケンサキスルメのような形をしている)
「カクスコ」は先が四角いスコップ

ヒロキが何度も「ケンスコ」を度忘れして
とんがったスコップだから「トンガスコ」と言ってて面白かった爆笑


できるかできないかではなく
やるかやらないかだ!
という台詞、心に刻みました。


たくさんのボランティアの方と人々の頑張りが、今に繋がっている
ということを感じました。




今回のチケット代2000円のうち、1500円
4分の3は災害支援の寄付に充てるそうです。

先月の九州や東北の大雨被害の地へ寄付すると。

エンタメ、演劇業界たいへんなのに頭が下がります。

最初「一度観たから今回はいいかな」と思ったけど、カツシゲさんたちの心意気と
久しぶりに3人の舞台見たくなってチケット買いました。

観て良かった照れ

これからも再演されると思います。
機会があったらぜひブルーハート