ふぅ、やっと先週読んだ本の事にたどり着いた……
「母性」 湊かなえ
母と娘の関係とは。無償の愛とは。
今回も湊かなえの、読み始めからグイグイ惹き付けられる文章と構成はさすが
ページに目が吸い付いて離れず、正味1日半くらいで読んでしまった
村山由佳や辻村深月の小説では、娘と母の確執を描いたものがあるけど
これは大人になっても自分の母が大好きで仕方ない女性と、その娘の話
女性は母親から惜しみ無い愛情を注がれて育ち、結婚して娘が生まれてからも一番に母を愛していたが、嵐の災害でその母を亡くしてしまう
幼かった女性の娘はその母のお陰で助かった
娘にとっても、愛情にあふれて優しい温かいおばあちゃんだったが、母親からはあまり構ってもらえず淋しいと感じていたようだ。なぜなら母の最愛の人は自分じゃなくおばあちゃんだから
それでもやっぱり娘も母が好きなので、いう事をきいて良い子にしている
一方母は、いろいろ気にかけてあげてるのに娘はつれない、と感じている
お互いに素直に気持ちを表せなくて、気持ちがわかり合えない部分が細かく描いてある
その後娘が大きくなってからも、娘が関わったことで女性に不幸が重なる
表面的には娘を愛してるようにしてるが、積年の娘への想いも心の奥底に潜んでいて。。。
最初から最後まで「母の手記」「娘の回想」と、それぞれの目線で同じ事象について、一人称で語られている
話が進むうちにそれぞれの生い立ち・生活・嫁ぎ先での人間関係・交遊関係などが
徐々にはっきりしてきて、最後の章で一気に「うわぁっ」って感じにさせられた
「母の手記」「娘の回想」の他にもう1つ
「母性」という見出しも各章にある。
「女子高生が自殺未遂したとされるが、母親がアヤシイ」という事故(事件)について探っている、女性教師がつづっている
この人がどうこの話に関わっているのか途中まで謎だったが
最後の最後にわかるようになっているのが、またまた素晴らしい小説
私は娘がいないので「娘がいたらどんな感情を抱いて育てるのか」など、想像の域を越えない
ただ、自分の母親に誉められたりすることは、大人になっても嬉しかったのは確かだと思う
子どものママ友(男女1人ずつ子どもがいる)で「女の子は扱いが難しい。私とは合わない」という人がいたけど
ナオ友さんたちは娘ちゃんと友達のように仲良しさんが多いみたい羨ましい
先日も病院の喫茶コーナーで、幼い子が「ねぇねぇ~」とママの服を掴んでいるのに、スマホに夢中でろくに返事もしないママがいた。
せめて子どもが目の前にいる時は、子どもに向き合ってほしいな。
……でも正直、自分の子育て時代にスマホがなくて本当によかったと、つくづく思う
娘さんを持つ方にぜひ読んでいただき、感想を聞いてみたい気がします。
大事なことなので、もう一度言います
……あっ、結構ですか失礼しました
おまけ
母性本能をくすぐると思われる、ナオトとウッチー
今日は埼玉県民の日
だけど土曜日と重なりしかも雨
お子さんたち、残念~
「母性」 湊かなえ
母と娘の関係とは。無償の愛とは。
今回も湊かなえの、読み始めからグイグイ惹き付けられる文章と構成はさすが
ページに目が吸い付いて離れず、正味1日半くらいで読んでしまった
村山由佳や辻村深月の小説では、娘と母の確執を描いたものがあるけど
これは大人になっても自分の母が大好きで仕方ない女性と、その娘の話
女性は母親から惜しみ無い愛情を注がれて育ち、結婚して娘が生まれてからも一番に母を愛していたが、嵐の災害でその母を亡くしてしまう
幼かった女性の娘はその母のお陰で助かった
娘にとっても、愛情にあふれて優しい温かいおばあちゃんだったが、母親からはあまり構ってもらえず淋しいと感じていたようだ。なぜなら母の最愛の人は自分じゃなくおばあちゃんだから
それでもやっぱり娘も母が好きなので、いう事をきいて良い子にしている
一方母は、いろいろ気にかけてあげてるのに娘はつれない、と感じている
お互いに素直に気持ちを表せなくて、気持ちがわかり合えない部分が細かく描いてある
その後娘が大きくなってからも、娘が関わったことで女性に不幸が重なる
表面的には娘を愛してるようにしてるが、積年の娘への想いも心の奥底に潜んでいて。。。
最初から最後まで「母の手記」「娘の回想」と、それぞれの目線で同じ事象について、一人称で語られている
話が進むうちにそれぞれの生い立ち・生活・嫁ぎ先での人間関係・交遊関係などが
徐々にはっきりしてきて、最後の章で一気に「うわぁっ」って感じにさせられた
「母の手記」「娘の回想」の他にもう1つ
「母性」という見出しも各章にある。
「女子高生が自殺未遂したとされるが、母親がアヤシイ」という事故(事件)について探っている、女性教師がつづっている
この人がどうこの話に関わっているのか途中まで謎だったが
最後の最後にわかるようになっているのが、またまた素晴らしい小説
私は娘がいないので「娘がいたらどんな感情を抱いて育てるのか」など、想像の域を越えない
ただ、自分の母親に誉められたりすることは、大人になっても嬉しかったのは確かだと思う
子どものママ友(男女1人ずつ子どもがいる)で「女の子は扱いが難しい。私とは合わない」という人がいたけど
ナオ友さんたちは娘ちゃんと友達のように仲良しさんが多いみたい羨ましい
先日も病院の喫茶コーナーで、幼い子が「ねぇねぇ~」とママの服を掴んでいるのに、スマホに夢中でろくに返事もしないママがいた。
せめて子どもが目の前にいる時は、子どもに向き合ってほしいな。
……でも正直、自分の子育て時代にスマホがなくて本当によかったと、つくづく思う
娘さんを持つ方にぜひ読んでいただき、感想を聞いてみたい気がします。
大事なことなので、もう一度言います
……あっ、結構ですか失礼しました
おまけ
母性本能をくすぐると思われる、ナオトとウッチー
今日は埼玉県民の日
だけど土曜日と重なりしかも雨
お子さんたち、残念~