夕べはフラゲしたナオト氏のライブDVDを、
全身で堪能した、ちゃっぴーです
もう、チュッチュ チュッチュって(^з^)-☆
ナオちゃんたら………(///∇///)
感想はもう何回か、しゃぶる一歩手前くらい
まで味わってから書くことにして………
今日4/23は「サンジョルディの日(本の日)」
なので、それにちなみ本の紹介をば
私が好きな作家の一人、村山由佳の「天使の柩」です。つい先日読み終えました。

この作品の前に「天使の卵」「天使の梯子」という物語があり、その続編であり完結編的な内容になっています。
「天使の卵」で主人公の歩太(あゆた)とその彼女夏樹(なつき)は19歳
「天使の梯子」はその10年後のストーリーで2人は29歳
そして本作「天使の柩」ではさらにその5年後で34歳になっています。
歩太は看板屋などの仕事を引き受けながら、公園でも絵を描いています。
今回、歩太はその公園で、茉莉と出会い、
その茉莉の一人称でストーリーは進みます。
茉莉は14歳の中学生。フィリピン人の母と日本人の父のハーフで、母は彼女が4歳の時に失踪。
父方の祖母に「汚い、いやらしい、売女(ばいた)になる」と口汚く罵られながら育てられ、
父は妻に似ている娘に無関心、というか顔も合わせない環境。
器量も良くなく、体だけは成熟している自分のことを愛せず、家にも学校にも茉莉には居場所がありません。
祖母が亡くなり、父と2人暮らしになってからはますます家庭環境が異常になります。
茉莉は父の帰宅前に食事を用意しますが、父と顔を合わせないように自室に入ってなければなりません。
そして父が帰ると部屋の外から鍵をかけられてしまうのです。
_<)
恵まれない、茉莉の劣悪な家庭の環境には胸が潰れる思いがします。
自分の居場所を求めている時、タクヤというチンピラにナンパされ、DVや脅しも受けてしまいます。
そんな時、公園で苛められていた猫を助けたことで歩太と出会います。
歩太は自分を卑下して自信の持てない茉莉に対し、励まし、元気づけて
茉莉は生まれて初めて自分を認められた、と安らぎとともに、居場所を見つけます。
夏樹をはじめ、歩太の周りにいる人も皆いい人ばかりで茉莉に好意的なのも救いです。
歩太も15年前に大切な人を失って以来、気持ちの整理がつかぬまま過ごしてきたが、
茉莉に出会ったことで心が安定してきて、彼女を守らなくてはという強い思いを抱くようになります。
最後のほうで、歩太がそれまで抑えていた気持ちが溢れる場面は号泣ものでした(ToT)
最後は、恋人という形ではないけど、幸せな結末になっています。
この「シリーズ」としては完結のようですが、二人の新しい人生のスタートを感じることができます。
「桜」のシーンが何度か出てきて、この時期に(少しずれたけど)たまたま読めてタイムリーでした
また、歩太と夏樹の成長を見届けることができてよかった。。。
そんなご近所の世話焼きオバサン的な気持ちにもなりました(^^)






この「天使の柩」だけでも内容はわかりますが、「天使の卵」「天使の梯子」を読んでからのほうがオススメです。
愛する人との悲しい別れや、後悔の気持ちなど
登場人物の心の葛藤や人間関係、その背景などがよくわかり、より深く味わえると思います(^^)
それぞれのタイトルの意味は各文中の中に説明があります。
「天使の柩」についてはその意味がわかる文章が最後のほうで出てきます。
(尚、「天使の梯子」と本作品の間に夏樹の目線で書かれたサイドストーリー「ヘブンリーブルー」がありますが、私は読んでいません。)
今回の「天使の柩」は
ナオト・インティライミの曲でいえば、




本作品はとても切なく泣ける、ラブストーリーですが
著者の村山由佳の作品には、この他にも
肉食女子系・官能的小説「ダブルファンタジー」「アダルトエデュケーション」
母との確執を書いた「放蕩記」
あらゆる「色」の表現が出てきて想像するに目に鮮やかな「野生の風」「花酔ひ」
ボーイズ・ラブの「BAD KIDS」などの小説やエッセイも多数あります。
表現や描写が時にリアルで、美しい文章が読み応えありです(^_^)
おまけ

マーくん、また勝っちゃった
(^o^)v
全身で堪能した、ちゃっぴーです

もう、チュッチュ チュッチュって(^з^)-☆
ナオちゃんたら………(///∇///)

感想はもう何回か、しゃぶる一歩手前くらい

今日4/23は「サンジョルディの日(本の日)」
なので、それにちなみ本の紹介をば

私が好きな作家の一人、村山由佳の「天使の柩」です。つい先日読み終えました。

この作品の前に「天使の卵」「天使の梯子」という物語があり、その続編であり完結編的な内容になっています。
「天使の卵」で主人公の歩太(あゆた)とその彼女夏樹(なつき)は19歳
「天使の梯子」はその10年後のストーリーで2人は29歳
そして本作「天使の柩」ではさらにその5年後で34歳になっています。
歩太は看板屋などの仕事を引き受けながら、公園でも絵を描いています。
今回、歩太はその公園で、茉莉と出会い、
その茉莉の一人称でストーリーは進みます。
茉莉は14歳の中学生。フィリピン人の母と日本人の父のハーフで、母は彼女が4歳の時に失踪。
父方の祖母に「汚い、いやらしい、売女(ばいた)になる」と口汚く罵られながら育てられ、
父は妻に似ている娘に無関心、というか顔も合わせない環境。
器量も良くなく、体だけは成熟している自分のことを愛せず、家にも学校にも茉莉には居場所がありません。
祖母が亡くなり、父と2人暮らしになってからはますます家庭環境が異常になります。
茉莉は父の帰宅前に食事を用意しますが、父と顔を合わせないように自室に入ってなければなりません。
そして父が帰ると部屋の外から鍵をかけられてしまうのです。
_<)
恵まれない、茉莉の劣悪な家庭の環境には胸が潰れる思いがします。
自分の居場所を求めている時、タクヤというチンピラにナンパされ、DVや脅しも受けてしまいます。
そんな時、公園で苛められていた猫を助けたことで歩太と出会います。
歩太は自分を卑下して自信の持てない茉莉に対し、励まし、元気づけて
茉莉は生まれて初めて自分を認められた、と安らぎとともに、居場所を見つけます。
夏樹をはじめ、歩太の周りにいる人も皆いい人ばかりで茉莉に好意的なのも救いです。
歩太も15年前に大切な人を失って以来、気持ちの整理がつかぬまま過ごしてきたが、
茉莉に出会ったことで心が安定してきて、彼女を守らなくてはという強い思いを抱くようになります。
最後のほうで、歩太がそれまで抑えていた気持ちが溢れる場面は号泣ものでした(ToT)
最後は、恋人という形ではないけど、幸せな結末になっています。
この「シリーズ」としては完結のようですが、二人の新しい人生のスタートを感じることができます。
「桜」のシーンが何度か出てきて、この時期に(少しずれたけど)たまたま読めてタイムリーでした

また、歩太と夏樹の成長を見届けることができてよかった。。。
そんなご近所の世話焼きオバサン的な気持ちにもなりました(^^)






この「天使の柩」だけでも内容はわかりますが、「天使の卵」「天使の梯子」を読んでからのほうがオススメです。
愛する人との悲しい別れや、後悔の気持ちなど
登場人物の心の葛藤や人間関係、その背景などがよくわかり、より深く味わえると思います(^^)
それぞれのタイトルの意味は各文中の中に説明があります。
「天使の柩」についてはその意味がわかる文章が最後のほうで出てきます。
(尚、「天使の梯子」と本作品の間に夏樹の目線で書かれたサイドストーリー「ヘブンリーブルー」がありますが、私は読んでいません。)
今回の「天使の柩」は
ナオト・インティライミの曲でいえば、
しあわせになるために
が、歌詞も優しいメロディーもピッタリなイメージ(*´∀`)



本作品はとても切なく泣ける、ラブストーリーですが
著者の村山由佳の作品には、この他にも
肉食女子系・官能的小説「ダブルファンタジー」「アダルトエデュケーション」
母との確執を書いた「放蕩記」
あらゆる「色」の表現が出てきて想像するに目に鮮やかな「野生の風」「花酔ひ」
ボーイズ・ラブの「BAD KIDS」などの小説やエッセイも多数あります。
表現や描写が時にリアルで、美しい文章が読み応えありです(^_^)


マーくん、また勝っちゃった
