さて今日はこちらの本をば

「日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~」
文・白井明大
絵・有賀一広
東邦出版 1600円+税 です。
この本は初め図書館で借りて読んだのですが、
手元に置いていつでも好きな時に見たいと思い、買い求めたものです。
まず、帯の部分のイラストが美しいです(*´∀`)


「七十二候(しちじゅうにこう)」という言葉は聞きなれないかもしれませんが「二十四節気」はよく気象予報士が
「今日は二十四節気のひとつ、○○です」
と言っているのを聞いたことがあると思います。
春分、夏至、秋分、冬至(二至二分)や
立春、立夏、立秋、立冬(四立=しりゅう)、
他にも雨水(うすい)、啓蟄(けいちつ)、晴明(晴明)など
二十四節気の間隔は15日くらいで、その間を更に3等分した季節が七十二候です。
この本は、太陽暦と太陰暦を組み合わせた「旧暦」の暮らしを、二十四節気七十二候からみて
それぞれの候の旬の魚や野菜、果物、植物や鳥、季節ごとの祭・行事など
綺麗なイラストとともに紹介しています。
七十二候では、二十四節気のひとつずつを5、6日ごとに「初候」「次候」「末候」に区分されています。
そしてタイトルが
「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」
「虹始めて見る(にじはじめてあらわる)」
など、季節それぞれの出来事をそのままに表しているのが面白いところです。
今日3月13日は「啓蟄」の「次候」です。


この候のタイトルは
「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」
「桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめる頃」という意味で、花が咲くことを、昔は「笑う」といったそうです。

昔の人はなんて素敵な表現をするのでしょう(*^-^*)
四季・二十四節気よりさらに季節を細かく感じられる
ナオト流に言えばNice catch the moment!がもっと感じられる、歳時記の本です。

















こちらは午前中から

夜は激しく降るという予報……
お帰りの方、ご注意ください
