あ~、今日もほんとに寒い((((;゚Д゚))))
朝から冷たい雨が降っています雨
夜は風雨が強まるみたいです。ザックJapanの試合があるのにあせる


今日は私の愛読書の一つ、「しゃばけ」のシリーズを紹介します。

著者は 畠中恵(はたけなか めぐみ)、イラストは 柴田ゆう


単行本は「たぶんねこ」、文庫本は「やなりいなり」まで刊行されているようですね。
第1作の「しゃばけ」は2001年第13回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しています。

この話は、江戸の大店(おおだな)である廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋の跡取り息子・若だんな(一太郎)と、若だんなに仕える手代の仁吉(にきち)と佐助をはじめとする妖(あやかし)たちが協力して町で起こった小さな事件を解決するというもの。
お江戸のファンタジーであり、謎解きありのミステリーであり、よんだ後にほっこりな気持ちになる人情話です。( ̄▽+ ̄*)

主人公の若だんなは幼少から体が弱く、年中寝込んでいて両親からそれはそれは溺愛され、その甘やかし方は
「大福餅の上に砂糖をてんこ盛りにして、その上から黒蜜をかけたみたい」
というほど。

若だんなは店の離れに住んでいて、そこには天井に住む「家鳴り」という小鬼たちや「屏風のぞき」という付喪神(古くなった家具や楽器などの妖)もいます。
若だんなのお世話をする仁吉と佐助も、人のなりをしているけど実は妖です。他にも野寺坊獺(かわうそ)鈴彦姫など、まちの妖が集まっています。


なぜこんなに妖たちが集まり、人間である若だんなに妖たちが見えるのかというと
母方の祖母おぎんが、齢三千年の皮衣(かわごろも)という名の大妖だからです。
人の世は去っていますがいまは荼枳尼天(だきにてん)という神なる存在にお仕えしています。

シリーズのほとんどを図書館で借りて読みましたが、私が買ったのはこちら


そしてぜひ紹介したいキャラクターが、「しゃばけ読本」の表紙にいる「家鳴り」です(≡^∇^≡)

15cmほどの大きさで離れの天井にいっぱい住んでいて、若だんなの着物の袂に入ったり、膝に乗ってお菓子を食べたりします。
「きゅわきゅわ」「きょんげー!」「きゅい~」とか、とにかくカワイイドキドキ

でも情報収集力は大したもので、いつも若だんなの謎解きにも一役買っているのです。


このシリーズを知るまでは時代物は苦手で、好きな宮部みゆきの作品でも敬遠していたのですが

表紙を飾るかわいい妖怪たちの絵と帯の惹句につられて読んでみたら、すっかりハマってしまった次第(^O^)

どの巻から読んでも登場人物やその他もわかるようになっているので、初めて読む人も楽しめます。そして家鳴りたちのファンになります!!(笑)


「やなりいなり」を買って「やなりいなりの手拭い本」のプレゼントに応募したら、当たりました(・∀・)






気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね音譜