
親鸞聖人の教えを求める人に
欠かせないのが朝晩の勤行です。
勤行とは何か、学んでみましょう。
勤行(ごんぎょう)とは、
朝夕お仏前で、
親鸞聖人の書かれた『正信偈』と、
蓮如上人が書かれた『御文章』を
拝読することです。
「一日のたしなみは、朝つとめにかかさじと、たしなむべし」
といわれるように、昔から浄土真宗の門徒の一日は、朝の勤行から始まります。
「きみょう~、むりょう~、じゅ~にょ~らい」
仏前で朗々と唱和する。
浄土真宗の家庭でよく目にする光景です。
「子供のころ、家族みんなで勤行してから食事を取ったものです」
そんな、思い出のある方も多いでしょう。
そもそも勤行とは何か?
なぜ、昔から大切にされ、欠かさないのか。
真宗門徒はもちろん、
親鸞聖人の教えを学び、求める人に、
ぜひ知っていただきたい大事な事柄です。
先日、ある人から、こんな話を聞きました。
「5歳になる孫に、
『おばあちゃんと一緒に、勤行しよう』
と言ったら、
『今、おままごとをしているから、だめ』
と言うんです。
そこで様子を見ていたら、3つ下の弟と、もみじのような手を合わせて、
『きみょう、むりょう~』
って『正信偈』をあげ始めたんですよ。
ままごとでも、朝の勤行から始まるんですね」
子供の遊びの中にも浸透するほど、
勤行は、私たちの日常に溶け込んでいるのでしょう。
立ち昇る一筋の線香の煙。
炊きたてのご飯を盛りつけたお仏飯。
導師に合わせ、家族が声をそろえて『正信偈』を唱和する。
仏法熱心な家庭での心温まる光景です。
それは、今も昔も変わりません。
阿弥陀仏の救いを求め、
人生の目的を果たそうとする私たちにとって、
勤行はどれほど、大切なことなのでしょうか。
真宗中興の祖と仰がれる蓮如上人が、
厚く信頼を寄せておられたお弟子・赤尾の道宗に
こんなエピソードがあります。
道宗(どうしゅう)は、
富山と岐阜の境にある山村、五箇山(ごかやま)赤尾の出身でした。
蓮如上人が富山県井波の瑞泉寺にお越しになる時は、
毎朝の勤行に、30数キロの険しい山道を歩いて参詣していた。
蓮如上人が瑞泉寺で年を越されたある年のこと。
道宗は、元日の勤行に間に合うよう、真夜中に赤尾を出る。
が、あまりの大雪で、進退窮まってしまった。
一方、瑞泉寺では勤行の準備が整っていたが、蓮如上人は、
「道宗がまだのようだが」
と、気にかけられる。
「いくら道宗殿でも、この雪では」
そばの者が答えると、
「いや道宗のことだ。
必ず来る。しばらく待つことにしよう」
するとやがて、豪雪の中を転がるようにして道宗がやってくるではないか。
その時、道宗を迎えるように、鐘と太鼓が大音声に打ち鳴らされたという。
「お参りしながら帰命無量のご調声にあえぬのは、
3年のケカチ(飢饉)にあったようなものだ」
“ご法話に参詣していても、勤行に間に合わないのは、
3年続きの飢饉に遭ったような大変な損失だ”
道宗の常の言葉である。
「一日のたしなみは、
朝つとめにかかさじと、たしなむべし」
蓮如上人は、こうおっしゃっています。
朝の勤行をしなければ、一日は始まらないのです。
では、続いて最も大切なご本尊について、学びましょう。
>> 浄土真宗の正しいご本尊は、南無阿弥陀仏の御名号(ごみょうごう)
皆さんのクリックのおかげで、ランク上昇中です。
本当にありがとうございます。
今日も、あなたのクリックに感謝
すてきな一日をお過ごし下さい
★ミニまぐでメルマガ配信中!(ほぼ日刊です)
【昨日より今日が前進 言葉で親しむ仏教講座】
携帯電話でも読みやすい1分で読める法話です。
仏教に親しみを感じるいろいろなエピソードを、
ほぼ日刊で配信しています。
ちょっとしたことで悩んだり、落ち込んだりするのが人間。
そんなに強いものではないですよね。
だけど、ちょっとしたヒントで、昨日より今日、一歩でも
前進できたら、きっとすてきな一日になるはずです。
メルマガの登録・解除は、こちら からどうぞ。
携帯の方は、ここに空メールを送って登録が出来ます。
QRコードをご利用下さい。
↓
□━●━○━●━□
ぴょんたの
ひまわり日記
■━○━●━○━■
▼ 【mixi】 でも読めます☆ マイミク大歓迎です!!
親鸞会では、親鸞聖人の教えをお示しして、
『正信偈』や『歎異抄』の意味をわかりやすく解説しています☆
どなたでも参加できる無料の勉強会です☆
お気軽にお問い合わせください☆