11月28日は親鸞聖人の御命日です。
毎年、その前後に勤められるのが
親鸞聖人報恩講(ほうおんこう)です。
地域によって「ほんこさん」と言ったり
「おとりこし」と言ったりするところがあるようです。
報恩講は、「親鸞聖人の御恩に報いる集まり」という意味です。
では、私たちは、親鸞聖人からどんな御恩を受けているのでしょう?
それには親鸞聖人のことを、よく知らないといけませんね。
ところで皆さんは、
親鸞聖人を僧侶だと思ってはいませんか?
もし、そのように思っているとすれば、それは全くの間違いです。
親鸞聖人は僧侶ではありません。
「えっー?」
と驚くかもしれませんが、
親鸞聖人が自ら主著の『教行信証』(きょうぎょうしんしょう)に、
「非僧非俗」(ひそうひぞく:僧に非ず、俗に非ず)
とおっしゃって
“親鸞は、僧ではない”
と明記されているからです。
今から300年ほど前、
臨済宗の師蛮(しばん)の書いた『本朝高僧伝』には、
日本へ仏教が伝来してからの有名無名の僧侶、
1600数十人の名を挙げて、それらの伝記を載せていますが、
親鸞聖人のお名前が載っていません。
どうして師蛮は親鸞聖人のお名前を抜いたのでしょう?
師蛮は、親鸞聖人の高名を知らないほどの無学者だったのでしょうか?
でも、あの75巻もの大著を読めば、とてもそんなことは考えられません。
その著書に記された数多くの無名の僧侶のあることを知れば、なおさらです。
師蛮は、親鸞聖人に無知だったどころか、
熟知していたからこそ、親鸞聖人のお名前を故意に抜いたと言えます。
親鸞聖人の「非僧非俗」の宣言を、よく心得ていたからに違いありません。
親鸞聖人は35歳のとき、
国家権力の横暴で越後(新潟県)へ流罪になられた時、
親鸞聖人の僧籍は権力者によって剥奪されました。
つまり、国家が認める僧ではなくなられたのです。
しかし、そのことを聖人は全く恥じておられないどころか
「僧に非ず」
と誇らしげに宣言されているのはなぜでしょう?
それは本当の僧のすがたを知っておられたからです。
親鸞聖人が尊敬される、かの聖徳太子は、
「篤く三宝を敬え。三宝は仏法僧なり」
と『十七条憲法』におっしゃっています。
“世の中には三つの宝がある。
「仏」という宝、仏の説かれた「法」が宝、
その仏法を伝える「僧」が宝である。
三宝を心から敬いなさい”
三宝の中の僧宝とは、お釈迦さま出世の本懐である、
阿弥陀仏の本願を伝える人のことです。
葬式や法事を本分とする僧職のことではありません。
真の僧とは、権力によって左右されるようなものではないのです。
親鸞聖人の「非僧非俗」の宣言には、
「オレは世間でいうような僧ではない。
また真実を説けない俗人でもない」
の、満々たる自信があふれています。
思えば親鸞聖人は、生涯、大衆の中に飛び込まれ、
真実の仏法、阿弥陀仏の本願を伝える一つに
命を燃やしていかれた方でした。
31歳の肉食妻帯(にくじきさいたい)の断行もその一つ。
人間は皆、肉食妻帯している。
その人間が、ありのままの姿で救われる道を切り開くために、
自ら僧を捨てられたのです。
親鸞聖人は、僧侶の仕事になっている葬式や法事等、
死人の後始末をするようなことは、生涯一度もされませんでした。
常に生きた人間を生きている間に
絶対の幸福に救いたもう阿弥陀仏の本願を、叫び続けていかれたのです。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
昨日は体育の日でした。
私は、今月の31日(土)午後6時半~8時に
富山県滑川市の滑川市民交流プラザで勉強会をするため、
その案内のチラシ配布に行ってまいりました。
はじめての滑川市でした。
( ↓ 交流プラザの中に入って上を見ると、きれいなイルミネーションが )
滑川と言えば!
そう、言わずと知れた「ホタルイカ」の産地。
( ↓ この波がいいね! ホタルイカがいかにも捕れそうでしょ?)
( ↓ 見てみて、この日本海の荒波、ホタルイカがピョーンと出てきそう?)
ホタルイカミュージアムの中央広場では、
フリーマーケットで人だかりが出来ていました。
以前、大阪市内に住んでいたとき、毎月、文化講座をしていましたが、
新大阪の近くで、案内チラシを配布したときは、マンションが多くて
1500枚が2時間ぐらいでなくなりました。
しかも、マンション5~6棟でなくなってしまいました。
滑川には、マンションがありませんでした。
富山は家が大きいことで有名。
なので、1軒1軒のインターバル(間隔)が長いのです。
さらには、ポストが外壁についている、という家がなぜか少なく、
玄関横のポストに入れるタイプのご家庭ばかり。
滑川市、なかなかやるな!
そう思いながら500枚を撒くのに、4時間ほどかかってしまった……。
( ↓ チラシを撒いていたら、こんなところに……。家がない……)
( ↓ ほら、空がきれいだろ? でも、家がない……)
( ↓ 踏み切りにきました。こっちが新潟方面)
でも、そんな少ない数でも、
今日、早速、講座の申込みがありました。
うれしいですね☆
( ↓ 黄金のススキ。滑川で秋を感じました☆)
ご案内が滑川市の皆さんのお宅に届くことを念じてます☆
(*^-^)
毎年、その前後に勤められるのが
親鸞聖人報恩講(ほうおんこう)です。
地域によって「ほんこさん」と言ったり
「おとりこし」と言ったりするところがあるようです。
報恩講は、「親鸞聖人の御恩に報いる集まり」という意味です。
では、私たちは、親鸞聖人からどんな御恩を受けているのでしょう?
それには親鸞聖人のことを、よく知らないといけませんね。
ところで皆さんは、
親鸞聖人を僧侶だと思ってはいませんか?
もし、そのように思っているとすれば、それは全くの間違いです。
親鸞聖人は僧侶ではありません。
「えっー?」
と驚くかもしれませんが、
親鸞聖人が自ら主著の『教行信証』(きょうぎょうしんしょう)に、
「非僧非俗」(ひそうひぞく:僧に非ず、俗に非ず)
とおっしゃって
“親鸞は、僧ではない”
と明記されているからです。
今から300年ほど前、
臨済宗の師蛮(しばん)の書いた『本朝高僧伝』には、
日本へ仏教が伝来してからの有名無名の僧侶、
1600数十人の名を挙げて、それらの伝記を載せていますが、
親鸞聖人のお名前が載っていません。
どうして師蛮は親鸞聖人のお名前を抜いたのでしょう?
師蛮は、親鸞聖人の高名を知らないほどの無学者だったのでしょうか?
でも、あの75巻もの大著を読めば、とてもそんなことは考えられません。
その著書に記された数多くの無名の僧侶のあることを知れば、なおさらです。
師蛮は、親鸞聖人に無知だったどころか、
熟知していたからこそ、親鸞聖人のお名前を故意に抜いたと言えます。
親鸞聖人の「非僧非俗」の宣言を、よく心得ていたからに違いありません。
親鸞聖人は35歳のとき、
国家権力の横暴で越後(新潟県)へ流罪になられた時、
親鸞聖人の僧籍は権力者によって剥奪されました。
つまり、国家が認める僧ではなくなられたのです。
しかし、そのことを聖人は全く恥じておられないどころか
「僧に非ず」
と誇らしげに宣言されているのはなぜでしょう?
それは本当の僧のすがたを知っておられたからです。
親鸞聖人が尊敬される、かの聖徳太子は、
「篤く三宝を敬え。三宝は仏法僧なり」
と『十七条憲法』におっしゃっています。
“世の中には三つの宝がある。
「仏」という宝、仏の説かれた「法」が宝、
その仏法を伝える「僧」が宝である。
三宝を心から敬いなさい”
三宝の中の僧宝とは、お釈迦さま出世の本懐である、
阿弥陀仏の本願を伝える人のことです。
葬式や法事を本分とする僧職のことではありません。
真の僧とは、権力によって左右されるようなものではないのです。
親鸞聖人の「非僧非俗」の宣言には、
「オレは世間でいうような僧ではない。
また真実を説けない俗人でもない」
の、満々たる自信があふれています。
思えば親鸞聖人は、生涯、大衆の中に飛び込まれ、
真実の仏法、阿弥陀仏の本願を伝える一つに
命を燃やしていかれた方でした。
31歳の肉食妻帯(にくじきさいたい)の断行もその一つ。
人間は皆、肉食妻帯している。
その人間が、ありのままの姿で救われる道を切り開くために、
自ら僧を捨てられたのです。
親鸞聖人は、僧侶の仕事になっている葬式や法事等、
死人の後始末をするようなことは、生涯一度もされませんでした。
常に生きた人間を生きている間に
絶対の幸福に救いたもう阿弥陀仏の本願を、叫び続けていかれたのです。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
昨日は体育の日でした。
私は、今月の31日(土)午後6時半~8時に
富山県滑川市の滑川市民交流プラザで勉強会をするため、
その案内のチラシ配布に行ってまいりました。
はじめての滑川市でした。
( ↓ 交流プラザの中に入って上を見ると、きれいなイルミネーションが )

滑川と言えば!
そう、言わずと知れた「ホタルイカ」の産地。
( ↓ この波がいいね! ホタルイカがいかにも捕れそうでしょ?)

( ↓ 見てみて、この日本海の荒波、ホタルイカがピョーンと出てきそう?)

ホタルイカミュージアムの中央広場では、
フリーマーケットで人だかりが出来ていました。
以前、大阪市内に住んでいたとき、毎月、文化講座をしていましたが、
新大阪の近くで、案内チラシを配布したときは、マンションが多くて
1500枚が2時間ぐらいでなくなりました。
しかも、マンション5~6棟でなくなってしまいました。
滑川には、マンションがありませんでした。
富山は家が大きいことで有名。
なので、1軒1軒のインターバル(間隔)が長いのです。
さらには、ポストが外壁についている、という家がなぜか少なく、
玄関横のポストに入れるタイプのご家庭ばかり。
滑川市、なかなかやるな!
そう思いながら500枚を撒くのに、4時間ほどかかってしまった……。
( ↓ チラシを撒いていたら、こんなところに……。家がない……)

( ↓ ほら、空がきれいだろ? でも、家がない……)

( ↓ 踏み切りにきました。こっちが新潟方面)

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うれしいですね☆
( ↓ 黄金のススキ。滑川で秋を感じました☆)

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