>> 親鸞聖人の正信偈「一切善悪凡夫人 聞信如来弘誓願~」とは (1)
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思えば親鸞聖人ほど、
波乱万丈の激しい生涯を生き抜かれた方はないでしょう。
親鸞聖人は常に、非難中傷の的でした。
31歳の時、
公然と肉食妻帯(にくじきさいたい)をなされたのは有名です。
「肉食」とは魚や獣の肉を食べること、
「妻帯」は結婚することです。
当時、天台宗や真言宗などの聖道門(しょうどうもん)といわれる仏教では、
肉食妻帯は固く禁じられていました。
厳しい戒律を守って修行に打ち込み、
欲・怒り・愚痴の煩悩と闘って、
さとりを得ようとするのが、これらの教えだからです。
僧侶が公然と肉食妻帯することは、
仏教界だけでなく、世間でも大問題でした。
公然と肉食妻帯をなされた親鸞聖人には、
「破戒僧」「堕落坊主」「仏教を破壊する悪魔」「仏敵」「色坊主」
などの、聞くに堪えない悪口雑言が嵐のように浴びせられ、
世間中のあらゆる非難を一身に受けられることとなったのです。
しかし、すべての人が
ありのままの姿で救われるのが
真実の仏教であることを、
身をもって明らかにするために、厳然として断行されました。
35歳では、新潟へ流刑になっておられます。
お釈迦さまの出世の本懐である
「一向専念無量寿仏」
“阿弥陀如来一仏に向かい、阿弥陀如来だけを信じよ。
これよりほかに助かる道はないのだ”
を強調されたことが、最大の理由でした。
そのために日本を神の国とする権力者や、
それらと結託する者たちの逆鱗に触れ、死刑になるところを、
関白九条公の工作によって遠流になったといわれます。
決して争いを好まれた聖人ではありませんでしたが、
この素晴らしい人生の喜びを伝えるためのものならば、
ふりかかる火の粉は払わねばならぬ。
猛烈な反撃をなされています。
「主上・臣下、法に背き義に違し、忿を成し、怨を結ぶ」(教行信証)
天皇から家臣に至るまで、仏法に反逆し正義を踏みにじり、
怒りに任せて大罪を犯す。ああ、何たる暴挙ぞ。
「諸寺の釈門、教に昏(くら)くして、真仮(しんけ)の門戸を知らず、
洛都の儒林(じゅりん)、行に迷うて、
邪正の道路を弁(わきま)うること無し」(教行信証)
寺も僧もたくさんいるが、仏教の初歩さえも分からぬ者ばかり。
儒教をやっている者も多いが、正道邪道のケジメさえも分かってはいない。
馬触れれば馬を斬り、人触れれば人を斬る。
この大胆さ、この勇気、痛快至極というほかはありません。
人生の目的を成就され、生命の歓喜に生かされている聖人からすれば、
いまだ真実の仏法を知らない人々に、
何としても伝えずにおれなかったのです。
どうせ、分かってはもらえまい、などと誤解や非難を避けて、
安逸な道を選ばれるようなお方ではありませんでした。
こんこんと深い眠りに落ちている人たちを呼び覚ますために、
激しく、警鐘乱打してくださったのです。
こんな親鸞聖人を知ると、
“名誉欲がなかったのだろう”
とか、
“何を言われても無頓着で平気な人だったのか”
とまで思う人があるかもしれません。
そうではありません。
親鸞聖人は、
「名利(みょうり)の大山に迷惑している親鸞だ」
と告白されています。
“褒められたい、悪口言われたくないいっぱいの親鸞。
名誉欲が大きな山ほどあって迷惑している”
とおっしゃるのです。
ならば、どうして、あんな非難中傷の嵐の中を、
毅然として布教に突き進まれたのでしょうか。
大宇宙にまします無数の仏方から褒められる、
諸仏称讃(しょぶつしょうさん)の幸福を知れば、
その理由の一端が知らされるでしょう。
真実の仏法は、迷いのまっただ中にある大衆に都合のよいことは説きません。
だからこそ、真実に潔癖な親鸞聖人は生涯、世間中からそしられたのですが、
大宇宙の無量の諸仏方から褒められる身になっておられた親鸞聖人にとって、
それらの非難は物の数ではなかったのです。
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