ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-テスト戦争


昭和60年に、「テスト戦争」という一文を残し、


小学5年生の杉本治君(当時11歳)が、高層団地から飛び降り自殺をしました。

「テスト戦争」と題された一文は、次のようなものでした。



紙がくばられた

みんなシーンとなった

テスト戦争の始まりだ

ミサイルのかわりにえん筆を打ち

機関じゅうのかわりに消しゴムを持つ

そして目の前のテストを敵として戦う

自分の苦労と努力を、その中にきざみこむのだ

テストが終わると戦争も終わる

テストに勝てばよろこび

負ければきずのかわりに不安になる

テスト戦争は人生を変える苦しい戦争
 
勉強してどうなるのか、やくにたつ、それだけのことだ、

勉強しないのはげんざいについていけない、

いい中学、いい高校、いい大学、そしていい会社

これをとおっていってどうなるのか、ロボット化をしている。

こんなのをとおっていい人生というものをつかめるのか。





これが、小学5年生の書いたものとは驚きです。

もし治君から、


「大人は、一生懸命に勉強せよと言う。

 じゃあ、いい大学、いい会社に入った大人は 幸せになっているの?

 エリートコースを進んだ人が自殺しているじゃないか。

 同じ道を通ったはずの両親だって、 家の中では、不平不満ばかり言っているよ。

 何のために勉強するの?

 勉強すれば、本当に幸福になれるの?」


と、問われたら、何と答えるでしょう?


「仕方ないよ。だって、そうしないと生きていけないから」


そう答えたとしても、


「どうせ死んじゃうんだから、勉強したってしなくたって一緒だよ。

 なんで生きなきゃいけないの?」


こう言われたら、どう答えますか?



人生にはね、


何が何でも果たさないといけない大事な目的があるんだよ。

どんなに苦しくても、どんなにつらくても、


それを乗り越えて生きないといけない理由があるんだ。

それをハッキリと教えられたのがお釈迦さまであり、親鸞聖人なんだ。


自ら命を絶って逝ってしまった治君に、親鸞聖人の教えを届けたかった。

今、治君と同じ気持ちの人が、どれだけいるかわかりません。



「生きる意味がある!」


「苦しくとも生きねばならぬ理由が、人生にはある!」


親鸞聖人の教えを、一人でも多くの皆さんに知って頂きたいと念じます。


※人生の目的を特集したサイト
http://www.shinrankai.or.jp/jinsei/


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■


中外日報(各仏教宗派関連の記事を載せている新聞社)のコラムで、


東京大学大学院教授の島薗進氏の記事が目に留まったので紹介します。

・・・・・・・・・・

「死生観」という話題は、


「宗教」の解説をするよりも現代の聴衆を引き寄せる可能性が高い。
 

だが、それでも目的意識が薄い大学生の向学心をよびさますのは容易でない。

では、切り札はないか。



大学の教室で退屈そうな学生を目覚めさせるのに


効果的な話題を一つあげるとすれば、


「自殺」


ではないだろうか。


「安楽死」や「脳死」や「死刑」もそれなりに学生の関心をよびさます。

だが、私の経験では「自殺」が一番だ。



安楽死について話をするとすれば、

「なぜ、死にたいという人を死なせてあげてはいけないのか」

という問いに ふれないわけにはいかない。
 

だが、この問いに出合うと、


現代の若者は安楽死よりも自殺のことを思い起こすようだ。


「死にたい気持になったらそうしてもいいのではないか」

自分が真剣にそう思ったことはないとしても、


そう思う人が周囲にいることをよく知っている。
 
そんなふうに感じられる。


自殺とかかわりが深い うつ病についても、学生の関心は高い。



生きる目的が見つからない。

自分が今ここに生きていることに


何らかの価値があるとは感じられない。
 
ニヒルである。


現代版のサムライ精神を描いた井上雅彦の


『バガボンド』にも、主人公が両親を思い浮かべて、

「何故俺を生んだのだ」

とつぶやく場面がある。



他者から必要とされていない、歓迎されていないと感じており、


自分を責め 疲れ 痛み果てている。

だが、そのような側面を多少なりとも宿している現代の学生は、


実は「死生観」とともに「宗教」にも すぐ近いところにいるのではないか。


映画やマンガやアニメ作品が、


宗教ネタを盛んに取り入れる背景にはこうした事情がある。


だからこそ、大学生に広く「死生観」や「宗教」について


教える必要があるのではないか。

 
高校生や中学生に対しても、


宗教・倫理・価値、また「生と死」や「いのち」について教え、


ともに考える場をもちたいものだ。

(中外日報8月18日号)



「自分は宗教とは関係ないよ」

「私は宗教は信じていません」


口では、そう言っていても、現実はどうでしょう?


正月に神社に行ったり、夏はお盆で墓参りしたり。冬はクリスマスをしたり。

運命についても、神様が与えている、と言ったり、占いによって決まると思ったり。

死んだらどうなるか、という重要な「死生観」に関することも、


「死んだら天国」「成仏する」「地獄に堕ちる」「星になる」「神社の神様になる」など、


いろいろです。


真実は一つ。


その人その人の考えで決まるものではないから、


島薗教授のおっしゃるように、「生と死」や「いのち」について見つめる時間が


大切だと思います。

このブログが、そういう問題を見つめるきっかけともなれば有難いですね。

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