ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-夢の平コスモス畑


生きることにむなしさを感じる、


ある女子大生の告白から


「生きる意味」を見つめてみましょう。



心理学者であり、カウンセラーである大学教授の


諸富祥彦 さんの著書からの引用です。




ある秋の日の午後、


一人の女子学生が私のカウンセリング・ルームを訪れた。

私の講義を聴いていて、話をしたくなったのだという。


彼女の話はつまり、次のようなことだ。



私は、何か特別な悩みがあるわけでもなければ、


すぐに解決しなくてはならない問題を抱えているわけでもありません。


だから本当は、ここに来る必要はないのかもしれない。

けれど、毎日がとにかくむなしくて、つまらなくて、たまらないんです。



それを何とかしたいと思って


サークルに入ってみたり、


友達と深夜まで遊んでみたり、


やたらと勉強してみたりしたのだけれど、


どれもうまくいかない。



その時々はもちろん、楽しくなったり充実した気持ちになることはあります。

けれど、どれも瞬間的なもので、すぐに冷めてしまうんです。




私は最初、彼女はちょっとした孤独や寂しさを紛らわせたくて、


ここに来たのだと思った。

最近あまり面白いこともないし、


この先生まだ若いし気さくそうな人だから、ちょっと話をしてみよう。

そんな気持ちでいるのだと、やや気楽に構えて話を聴いていた。

けれど、どうやらそうでもなさそうなのである。

もう少し、彼女の話を聴いてみよう。




最近は、何をやってものめりこむことができません。

遊んでいても授業に出ていても、


そんなことをしている自分を見ているもう一人の自分がいて、


「こんなことやって何になるんだろう」


という気持ちになってくるんです。



友だちと遊んでいるとみんな楽しそうだから、


「こんなこと思ってるの私だけなんだ」


と思って、余計に落ち込んでしまいます。

一番ツライのは、雰囲気壊しては悪いから、


笑顔をつくろい続けなくてはならないこと。


大学ももう、やめてしまおうと思ったけれど、


親に悪いし、ほかに特にやりたいことがあるわけでもないから、


とりあえず続けています。


私だって、このままでいいと思っているわけではありません。

一刻もはやくこのむなしさの蟻地獄から脱け出したい。


でも、どうしたらいいかわからない。


そのきっかけがつかめないんです。


先生、私どうすればいいんですか。

助けてください……。





どうだろう。彼女の気持ちがわかるだろうか。

人によっては、こう言いたくなるかもしれない。



「むなしいとか、ツマラナイだとか、


 そんなこと、生きていればいくらだってあることじゃないか。

 そんなことくらいでカウンセリングに行くなんて、


 その子はよっぽど甘えてるんじゃないの。

 わざわざ大学にまで行かせてもらって、


 ブラブラしていて、親に悪いと思わないのか。」


そうではないのだ。


面接の中で彼女は、学費を出してくれている親に対する「申し訳なさ」を


何度も語っていた。


最近の学生の中ではかなり真面目なタイプに入るほうである。

いわゆる怠けではない。

だから問題なのだ。



最近はこのような、具体的な形にならない、


いわば「悩み以前の悩み」が増えている。



特に大きな悩みがあるわけではない。

けれど何をしていてもつまらない。

やる気が出ない。

何もしていないのに疲れてしまう。



このような、理由なき無気力や疲労感を訴える人が増えている。


彼らは特に解決すべき問題や症状を抱えているわけではない。

つまり具体的なターゲットがない。


だから本人にとっても私達カウンセラーにとっても余計にやっかいである。


また、具体的な症状や問題がないから、


周囲の人になかなか理解してもらえない。


これも本人にとっては、なかなかつらい。


それでも、こう言いたくなる人もいるかもしれない。



「でもやっぱりそんなの自分で解決するしかないよ。

 人に相談しても仕方がない。

 恋をするとか、専攻を変えてみるとかして、


 何か生きがいになることを自分で見つけるしかないんじゃないの。」



自分で解決するしかないというのは半分当たっているが、


後の半分はやっぱり外れである。


彼女の苦しみは、あれやこれやの「生きがい」を見つけることで


解決するような類のものではない。




彼女の最後の言葉を思い出してほしい。

彼女の苦しみは、


「この世に生まれてきたことの意味」


をめぐっての苦しみである。

彼女が訴えているのは、 「人生のトータルな意味」がわからない、


だから「生きている実感」が、その手応えがつかめない、ということなのである。




そしてこの彼女の真摯な訴えは、そのまま私たち一人ひとりを突き刺してくる。


おまえはほんとうに、


「この世に生まれてきたことの意味」を、


「生きている実感」「たしかな手応え」を感じながら生きているのか、と。


(『むなしさの心理学 』諸富祥彦著)



「生きがいを持てばいい」ということでは解決されない深い心の闇。

どれだけ生活環境や、家族や友人に恵まれていても、


どうにもならない“むなしさ”が人生にはあることを、


女子大生の告白から知ることができるでしょう。



仏教には、


「人間に生まれて良かった!」と心から言える人生とは何かが


ハッキリと教えられています。

ただ生きるために生きるのが人生ではなく、


人生には目的があることを、仏教を説かれたお釈迦さまは教えられているのです。

そのことを、親鸞聖人 は明らかにして下さっています。


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

高校野球が熱いですね!

最近は、ニュースで結果を見るだけですが、


小学生の頃、祖父母の家に言ったとき、


たいていテレビは高校野球がついてました。



母方の祖父母の実家は、当時、駄菓子屋をやっていて、


高校野球を見ながら店番の手伝いをしていた記憶があります。

(店番の手伝いといっても、売られているマンガ雑誌を読んで、


 お客さんが来たら「お客さんだよー」と叫ぶだけ)


高校野球は、どこを応援するのか?

という話題になり、どうも私の周囲の皆さんは、出身地の高校を応援するようです。

私は?


生まれたところに高校野球はなかったし、


その後、東京とか千葉とか、長崎とか福岡とか、大阪とか……。

おー!

どこを応援したらいいのか!!

悩みます。


それにしても、甲子園には、ドラマがあるから、いいですね。

あの逆転劇は、いったい何が生み出すのでしょう??

高校球児の熱い戦いに負けず、私もがんばろー!と気合が入ります。



私にとって、甲子園と聞いて思い出すのが、


マンガでアニメにもなった「タッチ」です。

まさに名作!!

そして、カラオケで歌われるアニソン(アニメソング)のダントツ1位は、


この「タッチ」の主題歌なんです。




 呼吸を止めて一秒 あなた真剣な目をしたから

 そこから何も聞けなくなるの 星屑ロンリネス


 きっと愛する人を大切にして 知らずに臆病なのね

 落ちた涙も見ないふり


 すれ違いや回り道を あと何回過ぎたら

 二人は触れ合うの


 ……


ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-夢の平コスモス畑


今回の画像は、富山県砺波市の夢の平というところのコスモス畑です。

10月上旬から下旬頃までが見ごろです。



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 ぴょんたの
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