前回の続きです。
次に、浄土真宗の法名(ほうみょう)について。
浄土真宗では、戒名と言わず、法名といいます。
これは、正しい信仰に入った人に、
師から授けられる名前です。やはり生前に与えられるものです。
浄土真宗では、受戒しないので、戒名とは言わないのです。
少し難しい話になりますが、
末法の時代(現今は末法です)には、授ける戒律が存在しないからなのです。
「釈迦の教法(きょうぼう)ましませど
修すべき有情(うじょう)のなきゆえに
さとりうるもの末法(まっぽう)に
一人もあらじとときたまう」
(正像末和讃:しょうぞうまつわさん)
お釈迦さまは『大集経』(だいじゅうきょう)その他の経典に、
私の死後1500年たつと末法という時機が来るが、
この時代になると、一人も私の教えで助かる者がいなくなるであろう、
と予言なされています。
そのことを親鸞聖人は、このように書いておられるのです。
また、親鸞聖人の主著『教行信証』には、次のように書かれてあります。
「然(しか)れば則(すなわ)ち末法(まっぽう)の中に於て、
但(ただ)言教(ごんきょう)のみ有りて行証(ぎょうしょう)無けん。
若し戒法(かいほう)有らば、破戒(はかい)有るべし。
既に戒法無し、何の戒を破するに由りてか破戒有らん。
破戒尚無し、何に況(いわ)んや持戒(じかい)をや。
(中略)
末法の中に持戒の者有らば、既にこれ怪異なり。
市に虎有らんが如し。これ誰か信ずべきや。
(教行信証化土巻:きょうぎょうしんしょうけどかん))
「現代は末法である。
末法というのは釈迦の教法も戒律もない無法無戒の時代である。
すでに無戒の時代とすれば、破戒などというものがあるはずがない。
なぜなら、すでにそこには破るべき戒律がないからである。
経典に破戒をいましめてあるが、それは正法、像法時代のことである。
しかし今日、戒のない時代には、戒を破るということすらありえない。
ちょうど、犬や猫は法律を持っておらないから
彼らに破法ということがないのと同じである。
すでに破戒さえもないのだから持戒があろうはずがない。
このような無戒の時代に持戒の者を探すのは、
市に虎を探すようなもので、誰がまともに信ずる者があるであろうか」
以上のように、「戒名」と呼ばないのは、親鸞聖人のご精神からして当然なのです。
浄土真宗の法名は、
釈○○………男性
釈尼○○……女性
と、釈号(釈尊のお弟子の意)を冠するのが普通ですが、やはり、
○○院釈○○………男性
○○院釈尼○○……女性
といった院号も存在します。
お布施の額で、色衣(僧侶の着る衣の色)を変えたり、
読経の長短を決めるのは常識となっていますが、
法名まで金銭で差別化している有様です。
戒名や法名をお金を出して買うような、おかしな常識がまかり通っています。
その戒名や法名を、極楽に往く手形のように思っている人が
いかに多いことでしょう。
もし、立派な名前で極楽へ往けるか決まるなら、
お金持ちしか救われないことになります。
みんなが信じているからといって正しいとは限らないんです。
「それでは、何もしなくても、死んだらみんな極楽へ往けるの?」
との疑問が起きるでしょう。
それもまた誤りです。
親鸞聖人は『正信偈』に、
「必ず信心を以て能入と為す」
“信心一つで決まりますよ”
とおっしゃっています。
この信心とは、阿弥陀仏より頂く「他力の信心」のことです。
生きている間に他力の信心を獲た人が、
死後、極楽に往けるのですよ、と親鸞聖人は教えておられます。
では、法名は一体、何のためにあるのでしょうか?
これについては、次回、解説しましょう。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
射水市の大島に絵本館
があって、その隣に、ひまわり畑があります。
そこは、何と、迷路になってるんです。
と言っても、150センチくらいの高さだから、大人は丸見えになるんですけど……(笑)
職場から、車で3分ほどの場所です。
教えてもらうまで、ぜんぜん知りませんでした。
迷路って、懐かしいですね。
デパートでトイレに入って出てくると、
なぜか袋小路に突き当たることがよくある私です。
大迷路に入ると、永遠に抜け出せないかもしれません。
そんな私でも、100%ゴールにたどりつく方法があるんです。
ご存知の方も多いでしょう。
左右、どちらか一方の壁を、ずうっと伝っていくと、必ずゴールに行き着きます。
(かなり時間はかなりますが……)
さて、夏の一曲。
今日は、レゲエで行ってみましょう。
大ヒット曲です。
このグループは、私の生まれた1975年に結成されました。
http://www.youtube.com/watch?v=IIw3BtSPHtI
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