8月になりました。
8月と言えば、お盆ですね。
各地でお盆の時期には実家に帰り、
お仏壇に手を合わせ、墓参りをされる方もあるでしょう。
ここからは、浄土真宗の葬式や法事の意義について、確認したいと思います。
今回は、『世界の光・親鸞聖人』(株式会社チューリップ企画制作)の
一場面から学んでみましょう。
京都の山科に住む良作の父親が亡くなり、
その葬儀のことで、親戚が集まり、話し合いがなされていました。
良作と、娘のハナは、親鸞聖人の教えを聞いていたのですが、
それ以外の親戚は、親鸞聖人から話を聞いたことのない人ばかりでした。
遺体を囲み、話し合いが持たれている中で、葬式の日取りのことで、
良作と親戚たちの間で、ひともんちゃく起きていました。
※皆さんにアニメの場面を見て頂くのが一番なのですが、
わかりやすく良作と親戚の間で起きた議論の争点をまとめてみました。
【葬式の日取り】
●親戚たち
「友引や三隣亡は絶対にダメだ」
●良作
「日の善し悪しなど迷信だから、都合のよい日に葬式出せばよい」
また、墓のことや、葬式で読経してもらうことについても意見が分かれた。
【墓や読経】
●親戚たち
「立派な衣で長いお経を読んでもらうことが、死人の一番喜ぶこと。
墓も立派なのが亡くなった人のために良い」
●良作
「墓や葬式と亡くなった人の後生は関係ない」
日本では、葬式となると、「友引」や「三隣亡」を避ける傾向があります。
これは、葬式に限らず、結婚式においても、
「大安」が良いとか、「仏滅」は避けたほうがよい、ということが言われます。
このような日の善悪について、仏教ではどのように教えられるのでしょうか?
また、亡くなった人のために立派な墓を建てたり、
盛大な葬式をしないと、死んだ人が浮かばれない、というのが
常識のように思われています。
お釈迦さまや親鸞聖人は、
墓や葬式について、どのように教えられているのでしょうか?
昔からの風習やしきたりには、すばらしいものも多いのですが、
中には眉をひそめるようなものや、数多くの悲劇を生んだものも多くあります。
堤防や橋、城などの大規模な建築物が水害や敵襲によって破壊されないよう
神に祈願するため、生きながら建築物やその近くに埋められた
人身御供(ひとみごくう)の悪しき習慣がかつてありました。
現代の私たちから見れば、
あまりに馬鹿馬鹿しい愚かな行為なのですが、
常識や習慣とはおそろしいもので、まともな理屈をも跳ねつけてしまうのです。
かつて、天動説が常識であったとき、
地動説を称えたガリレオは有罪判決を受けています。
そのガリレオに、こんなエピソードが残っています。
ガリレオは、24人の大学教授たちを集めて、
自作の望遠鏡を披露したことがありました。
望遠鏡のすごさにビックリすることを期待しつつ、
まずは、地上の様子を見てもらったのです。
「これはすごい!!」
案の定、教授たちは、その迫力に驚き、ガリレオを絶賛。
当時、イタリアでは、まだだれも望遠鏡をみたことがなかったのですから、
その驚きは大変なものだったでしょう。
次に、ガリレオは教授たちに望遠鏡で夜空の天体を見せたのです。
そこには、月のクレーターまでもがハッキリと映っていました。
教授たちは驚き、そしてこう言ったのです。
「こんなのはデタラメだ!」
教授たちのなかには、当代きっての天文学者ケプラーの弟子、ホーキーもいました。
彼は次のように語っています。
「それ(望遠鏡)は、下界においては見事に働くが、
天上にあってはわれわれを欺く」
要するに、
「それって、地上ではオッケーだけど、空を見るのには使い物にならないね」
ということ。
皆さんは、この反応をどう思いますか?
まず、教授たちが月のクレーターを見て「デタラメだ!」と言ったのには
理由がありました。
当時、天上界というのは完全な法則に支配された
完璧な世界だと思われていたからです。
つまり、神が住む世界です。
そこでは、すべてのものが規則的に動き、美しく、統一ある姿をしています。
ですから、月に凸凹(クレーター)などあるはずがありません。
凸凹があるというのは、不完全ということ。
デコボコがあってはいけないのです。
「月はこうであるはずだ」という自分たちの思い(常識)が、
「自分の目で実際に見たもの」まで否定したのです。
現在の日本の仏教における常識を見てみるとき、
まったく同様のことが数多く見受けられます。
仏教をちゃんと学ぶまでは、私自身が、
「仏教とは葬式や法事、墓参りなど、死んだ人のための教え」
と思っていました。
ブログを通じ、正しい教えを知っていただく御縁になればと念じます。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
今日は、午後に、明日の親鸞会館での追悼法要に参詣されるために
大阪から来られた3名の方と、富山県の氷見でお会いしました。
かつて私が大阪で勉強会を開いていたとき、よく参加しておられた方です。
現在も、別の講師が引き続いて勉強会が続いて行なわれています。
氷見と言えば、おいしい魚で有名。
氷見の港にある海鮮館で、今日は、とれたての岩牡蠣を生で食べました。
岩牡蠣は、夏が旬。
初めて食べましたが、トローリして、何とも言えないお味でした。
味に癖もないので、私は貝類が嫌いなのですが、そんな私でも大丈夫なので、
お刺身も美味しいですよ!
短い時間でしたが、最近のことなど、いろいろ話が弾みました。
帰り道、雨晴海岸に立ち寄り。
ここの景色は、本当に美しいことで有名。
今日は、雨雲がかかって、ちょっと残念。
また晴れた日に来たいですね。
明日は、親鸞会館での追悼法要で、
仏説父母恩重経について聞かせていただきます。
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