「努力」について教えられる話がたくさんあります。
「こころの道」という本に紹介されていた
戦国武将・武田信玄の話です。
「信玄流・学問のすすめ」
「人を木に例えるならば、学問は、その枝葉にあたる。
枝葉がよく茂った立派な木になるためには、
大いに学問をしなければならない」
武田信玄は、家臣との懇談の中で、学問の必要性を説いている。
では、どんな心構えで学べばいいのか。
信玄のアドバイスは光っている。
「なにも書物を読むことだけが学問ではない。
それぞれの道を究めることを学問という。
自分より優れている人に近づき、話を聞くのもよい。
一日に、最低一つは学ぶように心がけなさい。
そうすれば、一カ月で三十カ条学んだことになる。
一年たてば三百六十余りも身についたことになる。
去年の自分よりも、今年の自分のほうが、
はるかに向上しているはずだ。
頭を下げて、人の良いところを学び取るのは、
少しも恥ずかしいことではない」
戦国乱世を勝ち抜き、信長、家康に恐れられていた信玄自身が、
若き日から実践してきた心得なのだろう。
一人の人間として、生涯にどれだけ立派な枝を伸ばし、
多くの青葉を茂らすことができるか──。
それは、一日一日の、小さな努力の積み重ねの結果である。
(「こころの道」一万年堂出版より)
学問、と聞くと、つい学校で学ぶことや、その成績で評価されるもの、
と思いがちですが、ここで信玄がアドバイスしていることはそれに限りません。
「自分には何のとりえもないから……」
私はかつて、そう思っていました。特に高校時代……。
多少、好きな教科、嫌いな教科というものはあったのですが、
おしなべて成績は平均的。
「オレから数学をとったら何も残らないよ」
「オレには物理しかないから、物理だけで二次試験は突破するぞ」
のように豪語していた友だちをうらやましくさえ思っていました。
仏教を学ぶようになって、
「因果の道理」の教えを知ってから、考え方がかなり変わりました。
「蒔かぬ種は生えぬ。蒔いた種は必ず生える」
そうだなぁ……。
何が得意とか、苦手とか、取り得があるとか、ないとか、
たかだが20年も生きてない自分が、何を言ってたんだろう……。
種を蒔くのってこれからだよね。
20歳からピアノを始めたとしても、30歳で10年。
10年間、ピアノをやってた、となれば、それなりのものじゃないか。
20歳から料理を学べば、30歳の時には10年学んだ、と言える。
これって、すごいことじゃないか?
努力に年齢は関係ないんだな、ということを、
いろいろの人が身をもって教えています。
事業に失敗し、65歳で全財産を失ったが、奮起して商売を始め、
90歳で亡くなったときには、その店舗はアメリカだけでなく、
世界48カ国、6000店にまで拡大していた。
誰のことだか、わかりますか?皆さんも必ず知っている人です。
そう、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、
カーネル・サンダースさんです。
すごいですよね。フライド・チキン一つで世界へ!
また、アンナ・メアリ・ロバートソン・モーゼス(1860~1961)こと、
グランマ・モーゼス(モーゼスおばあちゃん)で親しまれる
アメリカ人の画家をご存知でしょうか?
モーゼスさんが本格的に絵を始めたのは
何と彼女が75歳の時。
1940年に80歳で初めての個展を開いたと言います。
その時から、モーゼスさんの存在はアメリカだけではなく、
世界に知られることになりました。
その後101歳で亡くなるまで現役として仕事をし、
1600点もの作品を遺しています。
75歳までモーゼスさんは、農民の妻として忙しい毎日を送っていました。
27歳で結婚、10人の子供を生み、そのうち5人を亡くし、67歳で夫と死別。
リューマチで手をおかしくしてから絵筆を取りました。
それが75歳の時だったのです。
こういう話を知ると、「自分はがんばってる」とはもう言えない……。
「自分なんて……」と愚痴も吐けない。
本当に「やるか、やらないか」なんだなぁ、と知らされます。
生きる目的に向かって進むことは大変です。
その道のりの困難さに弱音を吐く心も起きてくるでしょう。
しかし、必ず「達成」ということがあるのだよ!
と親鸞聖人はおっしゃっています。
「若不生者(にゃくふしょうじゃ)の誓いゆえ
信楽(しんぎょう)まことに時至り
一念慶喜(いちねんきょうき)する人は
往生かならず定まりぬ」
光に向かって進ませて頂きましょう。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
オペラ歌手の中島啓江(けいこ)さんが、
今朝のNHKの番組に出演していました。
中島さんは、鹿児島県の出身。
幼い頃、父親の仕事の都合で、家族で東京の方へ転勤。
小学生のころは、5年間、いじめに苦しんだ、と語っていました。
蹴られたり、かばんを隠されたり、教科書を破られたり。
中でも、ある女の子の仕打ちは陰湿だったそうです。
仲良しの同級生からお誕生会に誘われて出かけていくと、
玄関でそのいじめっ子が待っていた。
「ちょっと、ここで待ってて」
立ったままずっと、待っていたけれど、呼びに来ない。
そのうちトイレに行きたくなって上がっていくと、パーティーはすでにクライマックス。
結局、部屋には入っていけずに、そっと帰った、と言います。
いじめられていることは、学校の先生にも、お母さんにも言いませんでした。
家に入る前は、泥で汚れた顔を洗い、服についた靴の跡もはたいて、
元気一杯で「ただいま!」と家に入りました。
お母さんに言わなかった理由が
「お母さんの涙を見たくない」
というものでした。
鹿児島を離れるときのお母さんの涙を流す姿が強烈に心に残り、
あのような姿を二度と見たくない、と子ども心に思ったそうです。
いじめに耐えた5年間でしたが、やがて転校することになったのです。
転校することは、当日までクラスの誰にも言っていませんでした。
いよいよ、お別れの日の朝、
お母さんからクラスメート全員分の
ノートと鉛筆、消しゴムのセットを渡されたのです。
「笑顔で一人一人に『ありがとう』と言いなさい」
これがお母さんから言われたことでした。
「えーっ? いじめっ子にまで? イヤだなぁ」
内心、そう思いながら学校に行き、そして、みんなの前で挨拶をした後、
クラスの一人一人に「ありがとう」と言いながら、
ノートと鉛筆と消しゴムを渡していきました。
「ありがとう」
「ありがとう」
「ありがとう」
……
クラスの一人一人に手渡していくうちに、
不思議と、自分の心が変わっていったと言います。
みんなも、自分に言葉をかけてくれました。
「何で言ってくれなかったの?」
「手紙書くね」
「気をつけてね」
そして、いじめっ子の女の子の前に来たとき、
「ありがとう」と言って手渡すと、その子は言ったのです。
「ごめんね。がんばってね」
いじめのことは母親に気づかれないようにしていたつもりでしたが、
お母さんは事情を知っていたようです。
「お母さん、『ありがとう』って、すごい言葉だね」
毎日、逃げるように下校していた校舎を
その日、初めて振り返ったと言います。
教室の窓からみんなが手を振っていました。
【飲む酢体験記】
今日は、昼に、法輪閣、親鸞会館、同朋の里へと行ってきました。
最初、法輪閣に立ち寄った後、法輪閣の池へ。
ここは鯉が泳いでいるんです。
エサがもらえると思ったのか、集まってきました。
親鸞会館の駐車場には、ねむの木に花が咲いていました。
“ねむ”は「合歓」と書きます。変わった読み方ですよね。
オジギソウの葉は触るとシューッと閉じますが、
ネムノキの葉は触っただけでは閉じません。
夜になるとゆっくりと自分で閉じるんです。
それがまるで眠るようなので「眠りの木」と呼ばれ、
そしてしだいに「ねむの木」に変化していったそうです。
これは、その合歓の木のところから写した親鸞会館 。
右手の大きい建物に二千畳の講堂があります。
さて、その後は、同朋の里 へ。
ここでは、700人が宿泊できるF館 の工事が、
祝日の今日も作業が進められていました。
同朋の里から車どおりの方に下りたところに、食事処があります。
そこで、以前、勧められた「飲む酢」 を購入しました。
梅、ブルーベリー、柚子の3種類の味があり、
私はオススメの「柚子」を買いました。
飲み方を見ると、牛乳で希釈してもおいしく飲める、とか。
いわゆる「オレ」ってやつですなぁ。
同朋の里で昼食(釜玉うどん大盛り)をとり、
スーパーで牛乳を買って、仕事場へ戻りました。
さて、いよいよ飲む酢を飲もうと思います。
1.お気に入りのカップに注ぎます。
2.「本当にいいのか?」
という不安な気持ちで牛乳を……。
3.「なんか、化学変化してない?」
と思いつつ、スプーンでかき混ぜ。
そしていよいよ、飲む酢を飲むッス!
(寒いと言わないで……)
「ゲホ!!」
いやぁ、むせました。早速。やっぱり、酢でした。
あ、でも、意外においしい!!
これは驚きでした。
すっごいオススメです!!
夏ばてを、飲む酢で乗り切るッス。
(寒いと言わないで……)
後味悪いので、こんな曲でちょっと楽しんでください。
初音ミク。
冒頭の画像は、有機栽培農園のトマト。
知人にもらいました。
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